F1はレースを通じて、エンジンや、タイヤ、さらには通信、車体、電子部品等々、各メーカーが最先端の技術を投入し、そこから得たデータを元にさらなる改良、開発を重ね切磋琢磨の上に技術革新を繰り返していく物ではなかったのか。
それが我々庶民レベルの車にも応用され、安心、安全、快適なドライブが出来るように繋がっていく。
そう思っていた。
企業のイメージアップにも貢献しているはずだ。
しかし今年のピレリタイヤを見ていると、何か私が考えていた事は間違っていたのかと思えてしまう。
何故、ピレリはあんなに耐久性のないタイヤをほっておくのか。
いや、正確には何らかの改良は行っているだろうが、イギリスGPのあのひどい現実は一体どうした事か。
それを記事によるとピレリはタイヤ破裂の責任はチーム側にあると言ったとか・・・。
こりゃ驚いた!
メルセデスもフェラーリもマクラーレンもトロロッソもザウバーもみんなチームが悪かったのだ。
後日、ピレリはコメントを訂正したようだが一旦口に出した物は容易には消えないからねえ。
ハインリッヒの法則ではないが、ほんとにこのままピレリだけに任せておけば、いつか重大な事故が起きても不思議ではない。
この状態は間違いなくピレリタイヤにとっては大きなイメージダウンだ。
タイヤの売れ行きにも影響しかねない。
シーズン途中での仕様変更が認められたんだから、ここは安全最優先で耐久力のあるタイヤをさっさと投入して欲しい。
それによって今のようなマシンの性能やドライバーの技量ではなく、タイヤマネジメントを上手くやったチームが優勝するような本末転倒な事はなくなるだろう。
こんなイコールコンディションなら複数メーカーのタイヤをチョイスする形の方がよっぽど良いと思うんだが・・・。