世界体操個人総合男子で内村が4連覇を成し遂げた。
4連覇自体は最近の世界体操がオリンピック年を除く毎年開催されているので、過去の名選手との比較は出来ない。
しかし今の内村の体操の質はかつての名選手に勝るとも劣らない、それどころか最高と言っても良いくらいのレベルに達しているのは間違いないだろう。
今回の得点91.990はロンドンの92.690には及ばないが、見た感じでは今回の方が演技につながりがあって、彼の特徴である美しさに加え、力強さもみなぎる完成された体操という印象を受けた。
ロンドンでは一つ一つの技は優れていたが、技が前に出すぎてつながりという面ではやや雑な印象を受けた(もちろん個人的な感想です)
もう内村には敵がいない。
怖いのは怪我だけだろう。
2位にも加藤が入り、今大会参加していないが山室光史選手もいる。
さらにはあのスーパー高校生白井。
リオの段階では団体でも無敵のチームが出来るのではないか。
体操ニッポンは名実ともに復活したと言って良いだろう。