本田が移籍早々、おそらく万全ではなかっただろうコンディションの中、印象に残るデビューを果たした。
中田にせよ、松井にせよ、イチロー、野茂、出来る選手は皆、デビュー戦で印象に残るプレーをしてきた。
将来を占う意味でもデビュー戦というのはとても大切なのだ。
本田は上々のスタートである。
彼の持つ、積極的な気持ちが表れていた。
「目の前に10番という選択肢があって、それを選ばない理由はない」
彼のメンタリティは平均的に思われている日本人の枠を超える物だ。
代表の中での彼の物言いに批判的な方いるが、彼がいなければ代表チームが成り立たないのは過去の試合を見ても良くわかる。
もし、ミランがつい最近までのようにトップを争うチームであったなら、こんなに上手く移籍出来て、早々にデビューして、存在をアピール出来たかと言えば、それは疑問だ。
僅かに今季だけの不調で解任されたアッレグリ監督の最後の試合に輝きを見せ、暫定を挟まずセードルフが監督になるが、新しいチームとして新しい戦力の本田を重宝する事は容易に見て取れる。
もちろん、これからの活躍次第ではあるが、現時点で言える事は、やはり彼は持ってる。
これに尽きるだろう。
セードルフ監督としての初戦が見ものだ。