夏の甲子園8日目。
北信越勢の進撃は止まらず、ついに9まで連勝を伸ばしてきました。
エースが相手につけいるすきを与えない富山商。
打棒爆発の敦賀気比。
総合力の日本文理。
波に乗る星陵。
強豪を圧倒した佐久長聖。
それぞれがそれぞれを意識して「よし俺たちも続け!」という好循環が生まれているのでしょう。
過去10年の北信越夏の成績32勝50敗から考えると、この成績は見事としかいいようがありません。
3回戦では富山商対日本文理という同地区対決が組まれてしまいましたが、初戦全ての高校が勝ちあがったので無理もありませんね。
星陵が八戸学院光星、敦賀気比が盛岡大付、それぞれ北海道・東北勢との対戦となり、いかに今大会勝ちあがった地域が偏っているかがわかります。
もう一つ頑張っていた東海地区ですが同地区対決も組まれていて、結局三重1校だけがベスト16進出ということになりました。
ただ、東海地区では昨秋、今春と王者に輝いた三重高校。
一つ勝ち、呪縛が解け、二つ勝ちリラックスして試合に臨めるでしょう。
後は2試合で18イニング312球投げた今井が中1日でどこまで回復しているのかがポイントでしょう。
健大高崎の機動力野球はついに歴代2位となる1試合11盗塁。
初戦の試合を見て今までになかった衝撃を覚えましたが、いよいよ健大の勢いは増すばかりです。
果たしてこのチームを止める(いろんな意味で)事は出来るのでしょうか。
健大の機動力を何とかして防ぐ。
それは走者を出さない事に尽きるんですが、現実にはそれは難しいでしょう。
健大の機動力対それを封じ込めにかかる他校の攻防は何だか劇画チックでさえあります。
明日でベスト16全てが決まります。
3回戦以降、いつにもまして熱い戦いが繰り広げられそうです。