突き放しかけては縮まり、また突き放しかけては縮まる今年のジャイアンツと2位チームの差。
澤村、内海の連続完封の勢いに乗りきれず、ベイスターズに3連戦負け越して再び2位との差が1ゲーム。
但し、今回は相手がタイガースではなくて、8月を15勝10敗、お盆の14日の中止以降11勝4敗と息を吹き返したカープです。
チーム防御率1位、チーム打率1位。
ジャイアンツにとっては優勝経験の豊富さのみがカープとの差程度の均衡した戦力状態と言えるでしょう。
ここまで首位を転落しそうになりながら、ぎりぎりで踏みとどまっているのはその経験の差に他なりません。
経験の差と言っても、故障者リストで主力が形成できる現状、代わりの選手が頑張る姿を涙なしには見ることが出来ません。
カープとは残り7試合。
今季最終戦はマツダスタジアムでのカープ戦というドラマチックな日程。
最終戦で勝った方が優勝なんて展開になれば、久しくなかったプロ野球の一番長い日、大盛り上がり大会になるでしょうが、それは避けたい(苦笑)
タイガースもまだまだ死んではおりませんし、第一、ジャイアンツはタイガース、カープ、ベイスターズの3球団に負け越しているんですからね。
3球団に負け越したチームの優勝なんて過去に無いんじゃないでしょうか(調べていませんが)
それに比べてタイガースは今日現在全球団に勝ち越し、カープもタイガース以外には勝ち越しと安定した所を見せています。
じゃあ何が違うんだ!
ほとんどの方がおわかりのように、交流戦の成績だけなんですね、これが。
ジャイアンツにとっては眼下の敵だけでなく、毎日が首位攻防戦です。
まず今日の初戦。
勝ち運に見放されている杉内ですが月が変わってツキも変わる。
そう信じて応援するしかありません。
聞けば亀井も長野も戻ってくるとの事。
先発無理でもベンチに居るだけで違います。
いやあ、しかし、クライマックスシリーズがなければ、もっと、もっと超盛り上がっていたのにね。
そういう究極に痺れた思いを久々にペナントレースで味わってみたい気がしている今日この頃です。