ジャイアンツがここにきて5連勝。
雌雄を決する9連戦でタイガースに3連勝、苦手ベイスターズにも無失点で連勝。
一気に勢いがつきました。
唯一負け越していたベイスターズにもこれでイーブンの対戦成績。
ついこの間まで3球団に負け越していたのが嘘のようです。
二桁安打はなくてもここぞという時につながる打線。
安定してきた先発投手陣。
マジックナンバーも13、いよいよリーグ制覇に向けてラストスパートです。
CS争いはタイガースの自力2位が消滅し、よほどの事がない限りカープ2位、タイガース3位で決まりそうです。
カープも表向きはリーグ優勝をあきらめていない姿勢を示すでしょうが、実際にはCSをどう戦っていくかに考えは移りつつあると思います。
タイガースなら尚更でしょう。
頭の痛いのが投手陣の振り分けです。
まずファイナル進出をかけた戦いが待っています。
ジャイアンツに意識が行きすぎると、ファーストステージで相手に足元をすくわれてしまいます。
カープは昨年の悔しい思い出をはらそうと野村監督は燃えているでしょう。
タイガースも監督解任説まで浮上するという状況の中、和田監督背水の陣で臨んできます。
カープはマエケン、大瀬良、ヒース、野村、福井。(常識的にはバリントンは難しいでしょう)
タイガースはメッセ、藤浪、岩田、能見、岩貞。
彼等の内、誰をファーストステージに持ってくるのか。
リーグ優勝すると、1勝のアドバンテージがもらえる上に、全てをファイナルステージにぶっこむ事が出来ます。
2位3位のチームは、ファーストステージを勝ちぬく事を考えながら、ファイナルステージ用に投手の温存も必要となります。
先の事は考えない・・・とよく言いますが、日本一が目標ならそうはいきません。
ファイナルに勝ち進んだのはいいけれど、投手陣のやりくりがつかず満足な戦いが出来ない・・・。
これは避けなければなりません。
下剋上とは、かくも難しいことなんですね。
ジャイアンツは明日江柄子。
これでカープ3連戦は杉内、菅野、澤村が中5日での登場が確定です。
ファイナルステージを睨みながら、各チームどのような戦いを見せるのか。
いよいよ大詰めです。