クライマックスシリーズファーストステージ。
6連勝でCS進出を決める離れ業。
この勢いは侮れません。
ファイナルステージ4連敗。
当時ジャイアンツのチーム力が下り坂だったのは確かですが、まさかの結果でした。
今季は、リーグ戦でタイガースに対して15勝10敗。
対戦5球団の中では最も貯金を稼いでいます。
しかし短期決戦はなかなか額面通りにはいきません。
まずは初戦をどう戦うか。
特にジャイアンツにとっては初戦を勝つことで優位に立ちたい。
アドバンテージ1勝を合わせて初戦勝てば2勝になります。
こうなるとタイガースが下剋上を決めるには残り4勝1敗が必要。
どう考えてもジャイアンツが圧倒的に優位に立つ構図となります。
しかし初戦の先発を見ると、どうもタイガースは初戦負けても止む無しと考えていたふしがある。
ジャイアンツは山口で初戦勝って2勝0敗の形を何としても作りたい。
タイガースの勢いを止めたいこともあるでしょう。
それは見事に功を奏しました。
最後デラロサが情けなかったですが田口が締めて予定通り。
しかしタイガーズの先発は望月。
ファーストステージは西、青柳、高橋遥人の順番でした。
それぞれが投げた回数は0回、4回、3回。
西は投げて投げられない訳ではない投球回数。
それでも先発は望月。
今季8試合の登板で先発は5試合。
成績は1勝1敗。
ポストシーズン初登板。
これでジャイアンツ負けていれば5年前の再現も有り得る状況に陥ったでしょう。
そうなんです、語弊はありますが、矢野監督、初戦の負けは計算づくです。
エース山口相手に勝つ確率は高くない。
もちろん勝つに越したことはありませんが、残り5試合を4勝1敗で行く算段を考えているに違いありません。
タイガースは高橋遥がCSファイナル第三戦から中1日で登板。
今季対巨人戦4試合登板で1勝2敗。
防御率は2.73。
その後も西、青柳と来て、どうでしょう、岩貞あたりも投げてくるかも。
タイガースはリードさえしておれば、ブルペンが充実しているので強いです。
ジャイアンツ油断はしないでしょうけど、簡単には勝たせてくれないと思います。
現段階で5分と思う位で丁度良いように思います。
メルセデスは6回までは気持ちよく投げられます。
その後はブルペン総動員。
この第3戦の勝敗は日本シリーズの行方を大きく左右することになりますね。
注目!