リオオリンピックの前年の世界水泳が終わりました。
シンクロでは復活が見えた銅3個。
何だかんだ言っても井村コーチの指導力、存在感は圧倒的ですね。
さて競泳は金3銀1という結果。
ロンドンオリンピックの銀3、銅8と比べた時の印象が何だかとっても難しいです。
価値観の違いで、今回の世界水泳の結果の方が断然値打ちが高いという人もおれば、総数で11個とったロンドンが上だって人もいるでしょう。
私個人的にはベストの結果を多くのスイマーが出すことが出来たロンドンの方を評価したいんですけどね。
とは言うものの、今回金メダルを取った3選手についてはもちろん素晴らしいことで、もしこれがオリンピックなら日本中が沸きたち大盛り上がり大会になっているでしょう。
平井コーチが話していたように、今回の世界水泳とオリンピック本番ではそもそも戦術が違うんですね。
今回は金メダル即リオ代表決定という条件に対し各選手が金狙いのレースをした。
オリンピックなら他の選手との比較などもしながらメダル狙いの戦術で臨む。
その違いは大きいですね。
競馬でも着狙いと頭狙いではその結果は全然違ってきます。
競馬と比較するのはあれですが、レースとはそういう物です。
個人的には萩野選手の骨折が本当に残念。
一時的に練習も出来ないわけで、筋力の衰えなどが来年本番に向けて微妙な影響を与えないのか、とても心配です。
瀬戸選手が最終日の400個メドレーで大会2連覇を成し遂げたのは凄いことです。
それまでの2レースが全くダメだった訳で、よく大会中に精神的にも技術的にも立て直せたと思います。
渡部選手は正に彗星の如くって感じですがロンドンでも鈴木選手が同じ平泳ぎで彗星の如く出てきた訳で、若い渡部選手がリオの内定をもらって、今後の調整がうまく出来るのか、これからが大変と思います。
入江選手はまたしても念願叶わなかった訳ですが、前回の世界水泳で敗退後に話した「リオのことは考えられない」というような言葉が出なかったのは安心しました。
彼はリオでも十分頑張れますので、前向きな気持ちを持ってほしいです。
とにもかくにもあと1年でリオはやってきます。
日本水泳陣の頑張りに期待したいですね。