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パンパシ水泳 池江璃花子をはじめ、日本勢のメンタルコントロールはディスイズちょうどいい~

パンパシフィック水泳、通称パンパシが行われました。

ここには日本以外にアメリカ、オーストラリア、カナダなど20近くの国と地域から選手が出場しています。

リオ五輪競泳のメダル獲得数で言うと、総メダル数104個の内63個をパンパシ参加国が獲得している値打ちある大会。

ここでトータル金6個、銀7個、銅10個は、まずまずの結果だと思います。

パンパシ参加国以外の競泳強豪国は、これもリオの結果で見れば、ハンガリー、オランダ、イギリスの欧州勢ということになりますが、アメリカ、オーストラリアがいるだけで参加国としてはパンパシのレベルが上回るのは間違いありませんからね。

もちろん全てのトップクラスの選手が揃う訳ではありませんが、現在の自分の立ち位置を知るには絶好の大会でした。

とにかく現在上り調子の選手。

あくまで最終目標を2020東京に置く選手。

この大会で自信を付けて今後の大会に挑む選手。

もうひと花咲かせようと思っている選手。

それぞれの立場で各選手はこの大会に臨んでいたと思います。

現在競泳ニッポンで話題の中心は何と言っても池江璃花子選手。

泳ぐたびに成長し、大会を経験するたびに強くなっています。

今回のパンパシで優勝した100Mバタフライ。

レース後インタビューで松岡修造が「楽しく泳いでいる」との発言を引き出しました。

全く気負うことなく自然体での返答。

100%そのままの本当に泳ぐことが楽しくて仕方がないって感じ。

もちろん思うように泳げないこともあるでしょうが、それさえも教訓として次につなげることが出来る。

そういうメンタリティで常にレースに臨んでいるのがわかります。

その昔、千葉すずさんの、楽しんで泳ぐ的な発言が世の中から猛バッシングを受けましたが、確実に時代は変化しているのだと痛切に感じます。

当時はおそらく言葉とは裏腹に、全く楽しんで泳ぐことなど出来なかったと思います。

今回ベテランの入江選手、鈴木聡美選手も嬉しい復活。

東京への希望を語っているのを見てとても嬉しかったです。

相手関係から金確実と言われた大橋選手も400、200と2個の金メダル。

不満が残った400と違って200では大会記録での優勝と文句なしの優勝。

瀬戸選手、復活途上の萩野選手、小関選手、渡辺選手なども自信と課題を見つけることが出来るレース。

個人種目での選手間の熾烈な競争は層の厚さにつながり、それが直接リレーの強さにつながります。

池江選手だけでなく、各選手の言動や行動を見ていると、力みもなく自然体の選手が多く、現在の状態で最高の力を出し切れるメンタルが形成されていると感じました。

気負わず、集中も出来てレースに臨んでいる。

正に、ディスイズちょうどいい~!

日本勢のメンタルコントロールは実に上手くいってるなあ~って感じました。

オリンピックでの競泳会場は新設される水泳会場ですが、地元東京、なじみの辰巳国際で行われた今回のパンパシは日本勢にとって意義ある大会になりましたね。

次はアジア大会

そして来年の世界水泳があって、いよいよ代表選考会を経て2020東京です。