夏の甲子園も勝ち抜き組が出てくる日程に突入しました。
56校全校の地域別結果は、
北海道東北 2勝6敗
関東 8勝4敗
中部北信越 3勝2敗
東海 3勝2敗
近畿 5勝3敗
中国 2勝3敗
四国 2勝2敗
九州 3勝6敗
最近になく地域別にまんべんなく勝利が分布する結果になりました。
勝率的には関東が高く、ここ3大会、夏は東海大相模、作新学院、花咲徳栄と連続で優勝している勢いは持続中です。
さて今大会から導入のタイブレーク。
佐久長聖対旭川大の試合が史上初となったのは記憶に新しいですが、昨日の星稜対済美が2度目のタイブレークとなり、これが凄かった。
ご存知の通り済美が矢野選手のサヨナラ逆転満塁ホームランという史上初のシチュエーションで勝利しました。
将来150回記念大会で過去の大会の名場面を振り返る時に、必ず紹介されるであろう劇的な状況。
ちょうどスマホの画面で見ていましたが、左バッターからは打ちにくい外角に流れるスライダーに最初合っていないと思っていました。
ところが少し左打者から見て内側に入ったんですね、最後の球が。
これをまあ、見事に救い上げましたね。
スマホの小さい画面で見ると角度は申し分なかったんですがファールにも見えました。
何ともはや劇的というか、タイブレークが生んだ悲喜こもごもな状況でした。
元々無死1,2塁でスタートするわけですから、逆転満塁サヨナラホームランは確かに逆転満塁サヨナラホームランに間違いないんですが、印象としては逆転サンルイマヨナラホームランって感じです(どんな感じやねん!)
あくまで個人的感想ですが・・・。
それにしてもタイブレークの戦い方って難しいですね。
ちょっとしたアヤで結果が変わってきます。
13回表星稜は2点入れましたが、無死1,2塁で内野ゴロで走者進塁。
次打者のサードゴロが野選となり1点。
続けてスクイズで2点目。
この時済美の投手は明らかに気落ちしてました。
星稜としては追加点が欲しかったですね。
3点目を取れば精神的に優位に立てるし攻撃も簡単にはいきません。
2点であれば、裏の攻撃で同点ランナーがすでに出ている状況から始まりますのでね。
13回裏済美の攻撃。
当然無死1、2塁でスタート。
まずはランナーを進めるのが基本だと思う訳ですが、ここで済美の政吉選手が絶妙なセーフティバント。
前の打席でホームランを打っているだけに打ちたい気持ちも、打たせたい気持ちもあったと思いますが、悪くても得点圏に同点ランナー。
あわよくば逆転ランナーとして出塁。
最高の結果でした。
これが大きかったと思います。
次打者矢野選手の逆転満塁サヨナラホームランにつながりました。
こんなドラマを作り出すとは。
タイブレーク恐るべしです。