劇画のようなタイガース関本の代打逆転満塁ホームラン。
まだサヨナラって言葉がつかないだけ、ましって感じです。
今季初登板だった7月6日のドラゴンズ戦で、澤村が投げると打てない呪縛を解いて勝ち星をプレゼントしたジャイアンツ野手陣。
入団以来、好投していても何故か打線が鳴りを潜め、思うように勝ち星があがらなかった澤村。
投げるリズムが悪いのか、何が原因か本当の所はわかりませんが、昨年までの3年間は抑えれば打線が打てない。
援護射撃で得点を取ってくれると、それ以上に打たれてしまう。
そんな悪循環を前述のドラゴンズ戦で断ち切ったように思えたんですがねえ・・・。
実際、今日の味方打線は援護射撃を的確に放ちました。
2回にロペス、アンダーソンの活躍で2点先取。
4回に1点返されると、その裏すかさずアンダーソンの本塁打で突き放す。
昨年にはほとんど見る事のなかった、澤村登板試合での効果的な得点です。
ところが7回にきて崩れる澤村投手。
満塁のピンチに迎えるは代打の切り札関本選手です。
結果はもうご存知の通り、グランドスラム。
代打逆転満塁ホームランという、考えうる最悪のシチュエーションです。
ここで打たれるか、澤村投手!と叫びたいですね。
今日勝って2勝目をあげていたら、澤村投手の運命は良い方に変わっていたことでしょう。
しかし、やはりそう簡単に自分の持っている物を変えるって言うのは難しい事なのでしょう。
もうこれは宿命なのでしょうか。
これで1勝1敗。
1年目11勝11敗。
2年目10勝10敗。
3年目 5勝10敗。
そして
4年目 1勝 1敗。
またも始まる5分5分物語。
いや、それでも昨年の5勝10敗に比べたら、借金がないだけ良しとしなければいけないんだろうね。