そう言えばオリンピックでも大会前半に水泳を行い、後半に陸上が実施されるケースがほとんどだ。
世界陸上と言えば織田裕二を真っ先に思い浮かべる人も多いだろう。
かく言う私もその一人で、現在多くの競技でタレントさんをキャスターに起用しているが、織田裕二は別格である。
もう、見ていてわかるその勉強ぶり。
そんじょそこらの陸上関係者よりも選手の事、競技の事を良く知っている。
増田明美のマラソン選手の雑談ネタも凄いが、織田裕二の知識もハンパない。
ドラマでも妥協を許さないと評判だが彼の真面目ぶりがここにも表れているって事だろう。
さて世界陸上は初日から期待の日本選手出場種目が目白押しだ。
決勝というより一発勝負のマラソン・女子がいきなり行われる。
男子と違って多くのメダルを獲得してきた日本女子マラソンだが、今回は果たしてどうか。
世界の潮流に取り残されてしまうのか、しぶとく食い下がって依然としてトップレベルを維持できるのか。
正念場ではある。
そんな中野口みずきの復活は頼もしい。
3月の名古屋マラソンでの復活劇は記憶に新しい。
後半やや失速したが、オリンピック金メダリストの復活は頼もしい。
経験豊富な所を活かしながら、勝負に徹したレース運びが出来る選手だ。
5位以内、出来ればメダル圏内に突入して欲しい。
その名古屋で優勝した木崎、大阪国際3度目の正直で切符を手にした福士。
本来なら5人枠があるのに3名しか選ばなかった女子マラソン代表だが、今大会は正直言って苦しいように思う。
野口がどこまで体力が戻っているのか。
それにつきるのではないか。
100m予選も行われる。
やはり100mは陸上の花だ。
直前のインターハイで調子を上げてきた桐生、絶好調の山県がどの位のタイムで駆け抜けていくのか。
まずは予選を抜けて11日の準決勝、そしてファイナリストまで一気に駆けあがって欲しい。
100mはドーピング疑惑でタイソン・ゲイ等が出場出来ず、ウサイン・ボルトの圧勝という趣だが、はたしてどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろう。
ハンマー投げの室伏も初日に登場だ。
おそらくファールでもしない限り、一発で77Mの予選ラインを突破するだろう。
1投だけ投げて後はお休み。
あくまで本番は12日だ。
9日間の開催期間。
どんなドラマが生まれるのだろうか。