F1マクラーレンホンダの記事を投稿するつもりでした。
ところがニュースステーションの最後に浅田選手引退の速報。
記事を書こうか書くまいか迷いました。
明日になればシャワーのようにこのニュースが降り注がれる。
いろんな見方が関係者やキャスターその他たくさんの人から出されるでしょう。
それからゆっくり考えて記事を投稿出来ればいいのかなとも思いましたが、間違っていても今の私の率直な気持ちを記録しておくことも意味があるかなと考え記事を書くことにしました。
他の人の意見を聞かず全く個人的な思いです。
全然的外れかもしれませんが。
私は浅田(ここから敬称略します)が近々引退を発表するのではと胸騒ぎがしていました。
ブログでは全日本が終わった段階で目標が消え、気力がなくなったと書かれていますが、本当に辞めることを決めたのは世界フィギュアが終わってからだと思います。
あまり枠の事は書きたくありませんが出場枠が2枠になったことで、後輩達と代表枠を争うことを良しとしない気持ちが強くなったのではないでしょうか。
確かに全日本では12位と不本意な成績に終わりましたが、左ひざの故障の影響があったのは間違いなく、治療に専念して状態が良くなれば当然GPシリーズの出場を目指し始動するつもりだったと思います。
もし見通しが立たなければ引退発表はその時点でも良かったはずです。
ところが出場枠が2枠になる。
宮原選手を始め、三原、本郷、本田、永井、白岩、坂本などライバル達は妹のような年下ばかり。
自らが出場を目指すことで結果として若い選手達の枠を一つ奪ってしまう事になる。
それは彼女の本意ではなかったように思います。
国別対抗が始まりますが、私は選手選考の流れの中で浅田選手の名前が全然出てこなかったのはとても気になりました。
もちろん左ひざの故障がまだ完全でないという見方も出来ましたが、メンバーに名前がなかったのを見て、最初書いたように近いうちに引退発表をするのではないかと考えていました。
それが現実の物となり何とも言えない複雑な気持ちです。
浅田は唯一無二の存在でした。
世界ジュニアでスケート靴の紐が取れて、途中で審査員にあどけない顔でアピールする姿。
トリノには年齢制限で出られない中、表彰台に上り浅田時代の幕開けとなった全日本。
バンクーバーでのフリーでトリプルアクセルを成功しながら別の個所で失敗し涙した場面。
世界フィギュアでの3度の優勝。
ソチでの集大成のフリーの演技。
走馬灯のように浅田の過去の映像が頭の中を流れます。
代名詞となったトリプルアクセル。
スポナビに投稿する前、サンスポのイザに投稿していた時にはトリプルアクセルを否定して3回転3回転をメーンに持ってくるべきと書き続けていましたが、結局トリプルアクセルに挑戦することこそ、これが浅田の生きる道と思いなおしたこと。
いろいろと思いだされますね。
トリプルアクセルはもちろんですが、彼女ほどしなやかに連続ジャンプを跳べる選手はいません。
何よりステップは誰が何と言おうと間違いなく世界一で、画面に引きつけられいつも胸が熱くなっていました。
こういう選手はもう二度と出てこないように思います。
今後はどういった人生を歩んでいくのかわかりませんが、数々の名演技は曲と共に、忘れることの出来ない記憶として脳裏に刻み込まれています。
ほんとうにお疲れさまでした。
しばらくはゆっくり休んでください。