いよいよ近づいて来ました。
決戦は金曜日・・・ではありませんが、トロロッソ・ホンダのデビューが近づいて来ました。
2月21日のシェイクダウンテストを経て、26日から始まるバルセロナテスト初日にトロロッソ・ホンダニューマシン「STR13」がお披露目されることが発表されました。
今年はホンダにとって勝負の年、背水の陣で臨まなければなりません。
マクラーレンとの3年間は悲惨でした。
3年間のトータル獲得ポイントは僅か133。
ホンダパワーユニットは壊れ続け、アロンソは怒り、暴言を吐き続け、ザウバーには嫌われ、結果マクラーレンはホンダと袂を分かち、一時はホンダF1撤退の声さえも囁かれました。
このままでは終われません。
新しくパートナーを組んだトロロッソはお世辞にもトップチームとは言えません。
ドライバーも経験の浅い若い二人です。
しかしそれでもホンダは結果を出さなければなりません。
ではどこにまず目標を置くのか。
トロロッソ代表フランツ・トストはコンストラーズ4位を目標に掲げているようです。
OK!いいじゃないですか。
メルセデス、フェラーリ、レッドブルの上位3チームはちょっと別格です。
しかしそれ以外なら、ちょっとしたきっかけで順位はコロコロ入れ替わりそうです。
4位という目標は、ディスイズちょうどいいモチベーションでシーズンを戦えます。
最後まで4位を争えることが出来れば今シーズンは成功と言って良いでしょう。
そうなれば未来が見えてきます。
マシンのお披露目をテスト初日の26日にしたのは順調に事が進んでいる証だと思います。
お披露目初日にトラブル続きではしゃれになりません。
発表に泥を塗ることになってしまいます。
思い出すのは一昨年の失敗を教訓に臨んだはずの昨年のバルセロナテスト。
マクラーレン・ホンダは10チーム中最下位の425周しか走れませんでした。
メルデデスが1096周、フェラーリ956周、ウィリアムズ800周。
ここで走りこんでデータを収集し、それを元にマシンを仕上げて本番に臨む。
その工程が全く取れませんでした。
バルセロナテストで躓くことはシーズンでの苦戦を覚悟しなければならないという事です。
失敗が許されない状況で迎える今年のバルセロナテスト。
その初日にあえて新車お披露目を持ってくるのは今年こその期待を持たせてくれます。
声高に叫ぶことはないでしょうが、ホンダ陣営にとってマクラーレンを見返す気持ちはそれこそスカイツリーより高く持っているでしょう。
26日から始まるバルセロナテスト。
好スタートを切ってくれることを信じて今年も応援し続けます!