題名を見ただけで反対と思う方も多いと思います。
団体戦で日本のメダル可能性が低いから言ってる訳ではありません。
選手にとって団体のメダルは最大の目標には成りえません。
個人戦でメダルをとることが最大の目標です。
団体戦のなかった時代、選手達は個人戦に向けて調整すれば良かった訳です。
しかし団体戦が出来て調整は大変難しくなりました。
僅か10日ほどの間に団体戦と個人戦に出る選手はたまったものではありません。
国の名誉のため選手たちはベストを尽くしますが、この短期間に最高の滑りを2度出来るような競技ではありません。
リプニツカヤは団体戦SPとフリーで1位になりましたが個人戦は表彰台に登れませんでした。
羽生もパトリック・チェンも個人戦フリーは満足な滑りではなかったです。
SPの段階でガス欠になっていたとしても不思議ではありません。
しかも団体戦は10か国のみ出場でフリーには上位5か国進出。
選手個々のコンディショニングに差が出すぎます。
条件が平等ではありません。
ペア、アイスダンスより身体の負担が大きいシングルではこの傾向は顕著です。
羽生が調整の場として団体戦出場の可能性が報道されていましたが、調整で団体戦というのも考えれば変な話です。
私は羽生が平昌で3本滑ることは難しいと思っていたので、個人戦に絞るのは賢明な選択でしょう。
大変難しい状況ですが結果は神のみぞ知る。
羽生自信が満足な滑りが出来たと思えたらそれで良しと考えています。
話を団体戦に戻すと、もし羽生が調整という名のもとに団体戦に出場していたら、他の選手に対して失礼ではないか・・・という声が少なからずあがったのではないでしょうか。
実際に調整と言ってもクワドジャンプの難度を落として、総合力で高得点をとる演技をしたはずです。
調整と言われるのは羽生も本意ではなかったでしょう。
こうして考えると団体戦って本当に必要なのでしょうか。
昔、大橋巨泉の番組でこんなモノいらないという番組がありましたが、私に言わせればフィギュアスケートの団体戦、こんなモノいらない・・・です。
団体戦は魔物です。
そう願っています。