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平昌オリンピック雑感 その6 過去最大の壁を越えるか羽生結弦

男子シングルのSPが終わりました。

仕事の関係で中継は見ることが出来ず、ヤフーニュースで結果を見ました。

正直、羽生選手の足の状態がわからないので、練習で跳べていても期待より不安の方が大きかったです。

しかし・・・

いやあ、すごいですね。

驚きを通り越して信じられない気持ちが強かったです。

凄いとしか言いようがない。

記事を確認した時、私は思わず「すごい」と言葉を発していました。

2位にフェルナンデス。

さすがに仕上げてきたなと思い、宇野の3位を確認した時に、あれっ・・・チェンは?と思って順位表を眺めました。

見つけられなかったので、ああ~チェンはまだ滑っていないんだと思い込んでしまったんですが、どうもSPは終了している感じ。

もう一度ゆっくり見ると17位82点という信じられない場所にチェンの名が。

羽生の得点も驚きましたが、それと同じくらいにチェンの得点にも驚きました。

 

家に帰ってニュースとユーチューブで演技を見ました。

羽生のSPはとても美しく気品のあるプログラム。

イーグルから4回転、すぐにイーグル。

世界最高のトリプルアクセル

美しいスピンに鬼気迫るステップ。

ショパンの美しいバラードですが、羽生を見ると青い炎が見えました。

このまま足がフリーまでもってくれることを願っています。

 

宇野選手も好位置にいます。

今シーズン、あれほどジャンプに苦しんでいたフェルナンデスがきっちり仕上げてきました。

フリーは各エレメンツを成功すれば最後すごく盛り上がるプログラムです。

演技構成点も羽生に匹敵する得点。

もっとも怖い選手は結局フェルナンデスでした。

 

メダル争いはこの3人にボーヤンジンのSP100点超え4人に絞られました。

チェンは団体の失敗を引きずりました。

オリンピックの重圧に押しつぶされてしまったようです。

羽生の次に滑るというのも不運でした。

フリーでは第2グループの3番目、全体で9番目。

チェンにとってこんなに早く滑るとは考えていなかったでしょう。

表彰台は遠のいてしまいましたが、開き直って北京につながる凄い演技を見せて欲しいです。

羽生は最終グループ4番目。

羽生、フェルナンデス、宇野という滑走順。

この順番は羽生に追い風だと思います。

羽生が失敗せず滑った場合、すぐ後のフェルナンデスはやりにくいです。

ぷーさんを片付けるまで微妙に心理的な間が出来るでしょう。

冷静に滑ろ・・・という方が難しい。

最終滑走は宇野。

最後は滑りにくいと言われてますが、今回は良いように思います。

他の選手の得点を見ず演技する可能性はありますが、全てを出し切り、自らがコメントしていた自分に勝つことを実践すれば結果はついてくるでしょう。

ボーヤンジンまで含めて失敗をしない選手が金メダルに輝く。

それだけは間違いありません。

フリーも仕事で見られません。

66年ぶりの男子シングルオリンピック連覇なるか。

18時間後には結果がでているんですね。

待ち遠しいような、結果を見るのが怖いような・・・。