始まりました平昌オリンピック。
開催が危ぶまれる声も聞こえてきましたが、結局あっという間に始まった印象です。
個人的に、まだオリンピックを楽しもうという体制が出来ていません。
とは言っても時差がなくリアルタイムで競技を見ることが出来るので、すぐに観戦モードに切り替わるんでしょうね。
思えば長野の時も伊藤みどりさん。
ちょっとした巡り合わせを感じます。
皆こけましたねえ~。
チェンもチャンもコリヤダもひどい出来でした。
そんな中、宇野選手が他の選手を圧倒する103.25点で団体3位につける原動力になりました。
しかし、いくら得点差をつけても、団体戦は順位ポイント制なので2位との差は1点になってしまいます。
宇野選手と2位のイスラエルのビチェンコとは15点近く差があります。
それでも1点しか差がつかない訳です。
実際に獲得した得点を累積する方が良いと思うのは私だけでしょうか。
出来がひどかったチェンやチャンなどメダル候補者は個人戦で立て直してこれるのか、宇野がこの調子を維持して個人戦に入ることが出来るのか。
フィギュアスケートはシーズン通して選手自身が満足な演技が出来るのは1回、よくて2回。
それをどこで演じられるように調整していくかにかかっています。
当然選手たちはオリンピックでメダルを、それも一番良い色のメダルを取りたいと思っているわけです。
ところが個人戦の前に団体戦があることで、それに出場する選手、しない選手、出場して良い演技をした選手、出来なかった選手。
各ケースにおいて、それが個人戦にどう影響するのかは正直よくわかりません。
ここで大失敗したチェンは個人戦では完璧に滑ってくるかもしれない。
もしかしたら失敗を引きずり、個人戦でも上手くいかないかもしれない。
前回ソチの結果を見る限り、団体戦は個人戦に負の影響を与えているとしか思えまえんが・・・。
ソチでの個人戦金、銀の羽生とチャン。
二人ともフリーの出来はお世辞にも良いとは言えない内容でした。
女子も団体戦不出場のソトニコワが金でキムヨナが銀だったわけですから。
選手にとって本当に欲しいのは団体のメダルではなく個人戦のメダルであることは間違いありません。
オリンピックの良いところは冬季も夏季も普段あまり見ることが出来ない競技を存分に見られること。
予選が行われたスノーボード・スロープスタイルなどはトピック的には見ることがあっても、しっかり見られるのはオリンピックだからこそです。
そういう競技の中にも頑張っている日本選手がいますし、世界のスーパースターの技術も見ることが出来たりと楽しめる訳です。
ソチで活躍した日本選手が再びこの大舞台に登場しているのを見ると、勝手に親しみを感じてしまいまい、より応援したくなってきます。
逆に初出場のスキーモーグル男子の原、村田などは驚きを持って見ることになります。
思い出すのはかつてアルベールビルオリンピックでのノルディック複合団体金メダル。
テレビでクロスカントリーをライブで放映しており、ジャンプでつけた2位との差を3人がリレーで守り切って優勝した時は興奮しました。
あくまで私が知らなかっただけなのですが、当時ノルディック複合で日本勢がそんなに強いとは思っていませんでした。
テレビをつけた時、首位でスタートする状態を見た驚きから始まって、イメージとしてクロスカントリーは弱いと思っていたので、ハラハラドキドキしてみていたことを思い出します。
今回もそういったニューヒーローの誕生を期待しつつ、候補と呼ばれる選手が実力を出し切ってメダルを獲得する姿も見たい、これから2週間、そいうった感動の物語を数多く見たいですね。