あれから早や1年が経ったんですね。
昨年春場所、12連勝で迎えた13日目。
14日目の相撲を見て、誰もが休場と思われた千秋楽。
照ノ富士相手に本割、決定戦と連勝。
奇跡の逆転優勝。
日本中が沸きかえりました。
しかしその代償はあまりにも大きかったのです。
当時、はてなブログを開設させていただく前、スポーツナビプラスに投稿した稀勢の里に関する記事を2本貼らせていただきます。
奇跡の優勝に関して、信じられないものを見させてもらった感動と、怪我の状態を心配し、休場を進めながらも横綱の責任として悪化することを承知で出続けるのが稀勢の里の決めた道なら誰も何も言えない・・・という主旨の記事です。
しかし、無理に出場した夏場所を途中休場した時に、やはり、いくら時間をかけても良いから、しっかり治して、あの強い稀勢の里として帰ってきて欲しいという記事を投稿しました。
それが下の記事です。
あれから1年。
出ては途中休場を繰り返し、どんどん内容も悪くなってきました。
表情を見ていると、自信も失ってきたかのような顔つき。
これは違う。
絶対に違います。
これで良いわけがありません。
これが稀勢の里関の生きる道、マイウェイというのでしょうか。
はっきり言って中途半端すぎです。
もう時間は戻りませんから、過去のことを言ってもどうにもなりません。
これからです。
春場所の休場が決まりました。
世間の目も横審の目もまだまだ温かいです。
ここまできたら1場所休むも2場所休むも同じです。
次に出るときは進退を賭けるのですから。
やり切るために、悔いを残さないために、春、夏、名古屋3場所休みましょうよ。
秋場所両国国技館で全てを出し尽くせばいいんです。
横綱の特権を活かして計画を立ててまずは怪我を治す。
それから身体を作り治す、稽古で相撲勘を戻し自信を取り戻す。
秋場所に全てを賭けましょう。
皆待ってくれますよ。
大関時代成績 332勝133敗 勝率.714 優勝1回準優勝11回
横綱成績 26勝 22敗42休 勝率.542 優勝1回