もっとも7月場所が遅れて開催されたので余計に早く感じるのだろうが。
今週になって両横綱がそろって休場することが発表された。
共に先場所途中休場でその傷が癒えないということらしい。
白鵬は令和になって5回目の休場(途中休場3回含む)。
鶴竜も同じく5回目の休場(途中休場4回)だ。
当然の事ながら両横綱への世間の声は厳しい。
ある親方は進退をかける所まで来ていると語ったようだが、横綱は常に進退をかけて戦っているのだ。
過去を振り返っても横綱というものは晩年休場を繰り返すのが道理だ。
休場明けに進退をかけて場所に臨み、結果がついてこなければ引退。
そうでなければ現役続行。
シンプルだ。
それどころか過去休場明け(途中休場含む)に6度優勝。
内3度は全勝優勝だ。
取り口など評判は芳しくないが、勝負への執念は他の力士も見習うべきだ。
鶴竜も白鵬程ではないが、休場明け(途中休場含む)は全て二桁勝利。
これでは引退する必要はないだろう。
結局の所他力士が不甲斐ないというのが実情なのだ。
今まで幾度となく引退近しと思わせた両横綱。
11月場所に間に合うのか不明だし、もし間に合わないとしても、復帰場所に二桁勝利を挙げられれば引退は回避できる。
7月場所は三役が全員勝ち越し、朝の山を筆頭に次の世代も力をつけてきた。
果たして両横綱が復帰してきた場所で引導を渡すことが出来るのか。
それとも現役土俵際でまたしても追ってくる力士の壁となるのか。
気が早いが11月場所が待たれる。