仕事以外全部趣味
「相棒シーズン19」を見た。
相変わらずの安定感。
ここまで長寿シリーズになるとクオリティの維持が大変だと思うが、そこはテレ朝のドル箱番組。
力の入れようは相当な物で、端々にそれが表れている。
反町隆史も6シーズン目に入り、寺脇康文の記録を更新する勢いだ。
冒頭から女性白バイ巡査が拳銃で撃たれる衝撃の展開で、いきなりグッと視聴者の心を掴むあたりは手慣れたものだ。
お馴染みの登場人物、巧みなストーリー(荒唐無稽に過ぎる回もあるが)、時折見せるコミカルなシチュエーション。
これだけ長く放映しているにもかかわらず、人気を保っているのは凄い事だ。
ところが今回気付いたことがある。
前シリーズから1年。
今までになく主要登場人物の老化が顕著なのだ。
水谷豊が・・・ん、なんだ?・・・タモリ的風貌に変化してきたように見える。
バンパイアの頃から出続けているので、少しずつ年を取り、見た目に当然変化してきたが、今回そのスピードが速まったように思うのだ。
片桐竜次・・・水谷豊より10歳年長。
ヤクザでも警察幹部でも迫力十分の強面だが、もしかして歯をさわられた?
義歯になると一気に老け込んでしまう。
活舌も悪くなるし、でもまあ78歳なのでやむを得ないか。
好きな役者さんだが、誰でも年を取る。
京都殺人案内での京都府警捜査一課長の遠藤太津朗さん!
銭形平次の三輪の親分と言った方がわかりやすいか(知らない人が多いか)
80歳くらいで一課長やってた(笑)
藤田まことも相当の年だった。
なので片桐刑事部長もまだ十分職に留まれる!
いつまで激務やらせるねん(笑)
反町隆史もいつの間にか46歳。
シーズン中には47歳になる。
鬼塚の時のやんちゃからは想像もできない落ち着きぶりだ。
じっくり顔を見ると急に老化が進むか踏みとどまれるかの境目という感じ。
水谷豊の信頼厚く、寺脇の記録を塗り替えると言われている反町。
あまり気を使いすぎると・・・。
いや、そんなことはないか。
伊丹役の川原和久・・・ちょっと痩せすぎでは。
痩せると自然老けて見えてしまう。
頬もこけて、体調が悪いのではと心配してしまう。
特命とのお約束のやり取りは無くてはならないので、これからも元気でいて欲しい。
今回僅か1年で風貌に衰えが見えたのは、コロナ禍で半年ほど外出がままならず、当然撮影も中止で俳優さんたちも家に籠ってしまったことで、知らぬ間に老け込んでしまったのではないだろうか。
女優さんが結婚、妊娠、子育てなどで長くブランクがあって復帰した場合、例外なく復帰後すぐは老け込んだ感じに見える。
ところが出演を重ねるうちにどんどん若くなっていくことは皆さんも感じたことがあるだろう。
それと同じで、相棒メンバーも演ずるうちに若さを取り戻していくのかもしれない。
やはり人間何かしら活動しなければ一気に老け込んでしまうのだ。
今回の相棒第1話を見てそう思った。
番組の最後に芦名星さん追悼のテロップが相棒に登場したシーンと共に流れた。
これがとても良く出来ていて、残念な気持ちがさらに増した。
合掌。