これは私だけの感想かもしれないのだが・・・。
最近オリンピックでアルペン競技がほとんどニュースになっていないように思う。
アルペン競技とは滑降、回転、大回転、スーパー大回転のことだ。
元々日本選手はやや弱い種目だったとは思う。
それでも過去には海和俊宏や岡部哲也とか皆川健太郎、女子では川端絵美などの各選手が頑張っていた。
ちなみに日本人初の冬季オリンピックメダリストの猪谷千春氏はアルペン競技唯一のメダリストだ。
そんなアルペン競技だが最近は日本選手の出場がグッと減っており、そのことがニュースにならない最大の要因なんだろう。
ただスキーで滑り降りるだけの競技だが、そのスピードと迫力に度肝を抜かれた。
私の記憶が確かなら、札幌のコースは恵庭岳を滑走するレイアウトで、最大斜度のあたりに眼下に見える湖に飛び込むような錯覚を覚える恐怖感満載のコースだった。
滑降のコースは右に左に曲がったりプレジャンプがあったり、急こう配を滑り降りたり、長い直線が合ったりで、その中を平均100キロを超えるスピードで100分の1秒を争う熾烈なレースだ。
長野ではマイヤー選手が大転倒でコース外に吹っ飛ばされ身体をしたたかに打ちつけられたにもかかわらず、大回転だったかスーパー大回転だったかで金メダルに輝くなど、アルペン競技では記憶に残る選手が数多く出ている。
ワールドカップ最多勝インゲマル・ステンマルク。
名前だけでもどこかで聞いたことがある人は多いのではないか。
今はスノーボード競技や、スキー競技でもフリースタイルスキーに日本選手の活躍が目立つので、アルペンにスポットライトが当たらないのはやむを得ないのだろうが、迫力満点の滑降、スーパー大回転にスキー技術を競う回転、大回転はスキーの醍醐味を味わえる競技としてもっと注目されて良いのではないだろうか。
せめてオリンピックくらいは・・・。