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映画鑑賞記録「プロメテウス」エイリアンを取り戻したかったリドリー・スコット

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「プロメテウス」

1979年公開「エイリアン」の前日譚として2012年に公開。

アマゾンプライムで無料で見られるようになったと知って先日鑑賞。

公開時にも映画館に足を運んでおり、その時に今は無くなってしまった映画生活に投稿したものを加筆修正して以下に投稿させていただく。

↓  ↓

記念碑的SF映画である「エイリアン」は33年(注:2012年当時)も前の作品。

あの時に感じた怖さは今もよく覚えている。

今回プロメテウス号の内部を見て、ノストロモ号の造りが当時としていかに優れていたかを改めて感じる。

実は上映スケジュールと私のタイミングが悪く、2D吹替え版・・というおよそ皆が見たいと思う3D字幕の対極の形態の鑑賞となった。

途中、ホログラムで天球儀が現れた時、ああ、ここは3Dの見せ場なんだろうなあって思って見ていた。

これは私の想像だがリドリー・スコットはエイリアンが2、3、4と進んでいく中で、自分からどんどん離れていってしまう事に何か違うと感じていたんでと思う。

それがVSプレデターとなるに至って、あまりにかけ離れていくエイリアンに我慢ならなかったんだろう。

原点回帰。

第一作のエイリアンこそ王道というスタンスでこのプロメテウスは作られている。

映像は、美しく深く、スクリーンに吸い込まれそうだ。

その分登場人物の掘り下げが絶対的に不足しており、何だかよく分からない所も満載だし人間ドラマとしては今一つのめり込めなかった。

しかしその何だかよく判らない所でいろいろな解釈が出来て、どれが正解かなんてそれこそリドリーに聞くしかないのかもしれないが、よくわからないところが自身の心の浮遊をもたらしその快感を享受するのが良いのだろう。

続編を作ってその答えがあきらかになるよりも、それぞれがそれぞれの思いを持った方が良いように思える。

内容に関係ないが、エリザベスの声が幼すぎるなあってずっと違和感を覚えていたが、エンドロール後の吹替え紹介で何と剛力彩芽と知った。なんで??

いくらなんでもそれはないだろう。

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以上が当時投稿した内容に少々加筆修正を加えた物だ。

今回見直して初めて字幕で見た。

やはり主役エリザベス・ショウはノミオ・ラパスの声でなければならない。

当時よりは理解出来たと思うが、それでも不可解な部分は消え去らない。

もう一度今度は再び吹替えで見てみようか(笑)

当時盛り上がりを見せていた3Dは結局主流にはならなかった。

家庭用テレビでも3D仕様が発売されていたが、今は皆無と言って良い。

アバター続編などでリドリーは頑張っているが、風前の灯火ではないだろうか。

前日譚についてだが、続編こそヒットすれば作成されるのは日常茶飯事だが、スーパーヒットになれば前日譚が作成されるのだ。

その場合、何らかのランドマークが前日譚と過去の一作目との重要な繋ぎになり、このプロメテウスもエイリアンで登場したスペースジョッキーと台座が大きな役目を担っていた。

 


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