影無茶のスポーツ24/7

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映画鑑賞記録「ミステリと言う勿れ」 テレビ版の世界観を張り切り過ぎず程よくスケールアップしたのが成功

2022年1月期にテレビ放映された「ミステリと言う勿れ」。

菅田将暉演ずる主人公久能整が本人の意思に関係なく事件に巻き込まれるが、元来持ち合わせている推理力で解決に導いていくという物語。

今回は原作漫画でも人気が高いと言われている(らしい)広島編の映画化。

実は私は原作未読。

テレビ編で初めて知ってその面白さにハマったひとりだ。

テレビ放映から映画化まで2年弱というのは少し遅きに失したような気がするが、せっかくだし本日観にった次第だ。

菅田将暉は多くの役を演じているが久能整は一番のはまり役だと私は思う。

今回は広島に美術展を見に行った際、旧家の遺産相続争いに巻込まれ行き掛かり上その謎を解いていくが過去相続問題が出るたびに関係者が死亡していた・・・という内容。

テレビドラマを映画化する場合、せっかく映画を作るんだからテレビと同じでは意味がないと思のうか、張り切りすぎて必要以上にスケールアップしてしまい話が膨れ上って良さを失う場合が多い。

その点、今回は登場人物こそ豪華になったが、テレビ版の世界観をそのままに上映時間一杯無駄なく使って、観る者を飽きさせず最後まで惹きつけることに成功している。

関係者が死んでいった理由があまりに現実離れしているが、そこを突っ込むのは野暮というもので純粋に整君を中心として展開される物語を楽しむべき映画だろう。

それと最近はエンドロールが始まった途端に退場する人は減ってきた気がするが、今回はエンドロール後におまけの映像があるので最後まで観るように。

エンドロール途中で本編に出ていない役者が流れるので気がつく人も多いと思うが、老婆心ながら申し上げておく。

 


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