予選リーグが現行の3試合制になってから予選で負けたのは初めてとのこと。
イラクに負けたのも40年ぶりで、ある意味歴史的な日になってしまった。
イラクとの通算成績は調べてみると日本の7勝2敗3分もしくは7勝3敗3分と2通りの数字が見られるが、どちらにしても日本がイラクに敗れたのはドーハの悲劇以前のことだ。
ドーハまでひとつも勝てなかったイラクにそれ以降は7勝1分。
今回の敗戦がどれほどセンセーショナルな事態だったかがわかる。
イラクはアジアの中ではモダンなサッカーをしている印象だが、今回はボールを前に蹴りこんで日本の守備が整う前に長身で決定力のあるアイメン・フセインに決められてしまった。
はっきり言って完敗だった。
ほとんど良いところがなかった。
日本は攻めてもシュートまで持ち込めない。
久保も南野も浅野もほとんど機能しなかった。
大会前は優勝候補ともてはやされたが、ベトナム戦とイラク戦で評判はガタ落ちだ。
しかしこれでアジアカップから退場する訳でもなんでもなく、決勝トーナメントにはよほどのことがない限り進めるし(もしインドネシアから勝ち点3取れなければ大変だ)決勝トーナメントでいきなり韓国と対戦することになっても勝てば良いのだ。
元々優勝が目標なので決勝トーナメントの組合せがどうなっても勝つしかないだろう。
開き直るしかない。
またぞろ出てきた監督采配への批判。
10連勝した時は史上最強などと持ち上げたのに1試合負けただけでこれだ。
監督家業は大変だ。
とは言う物の流れを変えるにはインドネシア戦の先発メンバー変更は避けて通れない。
ディフェンス陣は変えないといけないし中盤から前も含めてガラッと変わるだろう。
但しキーパーは鈴木で行くべきだと思う。
もちろん鈴木のメンタルが問題なければだが。
点数とられるのはキーパーだけの責任ではないし、鈴木には本番に(Wカップ)必要な選手なので、ここで下げるわけにはいかない。
ここで下げてしまえば自信をなくしたままで終わってしまう。
それは絶対に避けるべきだし、鈴木選手もそろそろ期待に応えてくれるに違いない。
今後の展望だが、絶対的な優勝候補として戦うより、評判が落ちて相手チームにスキが生まれる方がチャンス。
それくらいの気持ちで戦う方が良い結果が出る。
インドネシアに気持ち良く勝って、決勝トーナメントでは気分新たにして本来の力を発揮していけば良いのだ。
終わり良ければ総て良し。
とにかくこのアジアカップは優勝しようぜ。