いよいよフィギュアスケートミラノ・コルティナ五輪代表決定への最後の戦い。
全日本選手権が始まる。
4年に1度のオリンピック。
ここに出場出来るのは実力ももちろんだが運も大きく左右する。
もし浅田真央さんが年齢制限で出られなかったトリノに出ていたら・・・。
羽生選手の成長曲線とソチ五輪開催が1年ずれていたら・・・。
ザギトワのシニアデビューがもう1年遅れていたら・・・。
これがオリンピックの難しいところだ。
話を全日本に戻す。
GPファイナルが終わった時点で、代表選考についての記事を投稿した。
選考基準が三つほどあるが、とにもかくにも全日本。
全日本の結果が最も重要なのだ。
まず女子シングル。
層は厚いが、現状では、中井、坂本、千葉の3選手が頭ひとつリードしている。
ひとりずつ見てみよう。
まず坂本選手だが、GPファイナルを見て勤続疲労を感じた。
確かにファイナルフリーは完璧な演技。
回転不足やエッジ違反のミスはひとつもなかった。
しかし、何か訴えてくるものが足りなかった。
おそらく体力的な問題ではなく、心の方に問題がある。
もちろん、これだけハードな競技、どこか身体にも不安を持っているのかもしれない。
北京五輪銅メダル、世界選手権3連覇はとてつもない偉業だ。
世界ランキングも1位。
しかし、それらのためにミラノ・コルティナ五輪では金を期待されており、精神的な疲労の蓄積が危惧される。
どれだけのエネルギーが残っているのだろう。
坂本選手の自己ベストはSPもフリーも2022年世界選手権で出した記録。
それを超えられない所に現在の坂本選手のジレンマがある。
これに対して中井選手は今季シニアデビューで、失うものは何もない。
まだ今は滑るのが楽しくて仕方がなく、怖さを知らない状態ではないか。
世界ランキングは20位だが、今年シニアデビューなのでやむを得ない。
果敢に3Aに挑み続けるあたり、浅田真央に憧れてスケートを始めたことがわかる。
今の所3Aの成功確率は五分五分といったところか。
ファイナルではSPは減点になったが、フリーでは大きな加点をもらった。
私は必ずしも3Aを組み込む必要は無い派だが、それが中井選手の生きる道なのだ。
坂本選手と差が出たのは、私が常々書いている格付け得点の演技構成点の差だ。
自己ベストも今シーズンのGPシリーズフランス大会で出した記録。
伸び盛りなのだ。
この二人は全日本で表彰台に乗れば確実。
もし乗れなくても5位以内なら選ばれるだろう。
3人目もほぼ千葉百音で間違いないと思われる。
世界ランキング2位。
昨シーズンシニアデビューで全日本2位、4大陸優勝と上々の出来だった。
今年も唯一GPシリーズ2勝でファイナルに出場。
SP首位で臨んだフリーでまさかの失速で5位。
これにより現在3番手に甘んじている。
しかし、フリーもSPも今季自己ベストを記録。
SPはファイナルで叩きだした物だ。
ここにひとりの大器が選考に大きな影響を与える。
島田麻央だ。
ジュニアクラスに転向以降全ての国際大会で優勝。
新たに設けられた年齢制限でミラノ・コルティナ五輪には出場出来ない。
彼女が全日本で何位に入るのか。
表彰台に乗っても何ら不思議ではない。
これにより上記3選手の誰かが4位以下になる。
千葉選手は出来れば島田選手より上位に行きたい。
まあ、それでも坂本選手は過去の実績で万が一表彰台を逃しても選ばれる。
中井選手は5位以内、千葉選手は4位以内なら確定だし、その順位には入るだろう。
この3選手以外では全日本優勝か島田選手が優勝した場合の2位を条件に、吉田選手、住吉選手、渡辺選手が浮上する。
明日は男子シングル編
果して投稿出来るだろうか(^^;)