先日の女子シングル編に続き、今回は男子シングル編。
ここにマリニンのことを書くのはヤボだが、触れない訳にはいかない。
ミラノ・コルティナ五輪で最も金の確率が高い男はマリニンだと思っている。
GPファイナルのSPでマリニンは3位スタート。
1位鍵山選手には14.72ポイント差をつけられた。
いくらフリーの得点が大きいとは言え、この差は普通なら、なかなかの数字だ。
ところが、マリニンはフリーで異次元の演技を見せる。
圧倒的な演技で一気に逆転し、2位鍵山に逆に29.88点差をつけた。
フリーだけでは何と2位との差43.52点。
もはや、これは、マリニン神の子、不思議な子である。
いや不思議な子ではないけれど。
鍵山や佐藤が五輪で金メダルを取るには、SPで30点程の差をつけておくか、マリニンがSPだけでなく、フリーでも失敗することしかないのだ。
完全な他力本願だ。
しかしそうは言っておれない。
目指すはオリンピックで自己ベストを叩きだす。
ここに目標を置いて望むしかない。
そのためには全日本で失敗などしておれない。
全日本はISUの公認大会ではないし、点数も記録としては非公認だ。
それでもフィギュアスケートをやっている選手にとって全日本はひとつの大目標。
それにオリンピックの代表選考が絡むのだから、火花散る大会となる。
へたな国際大会よりよっぽど面白い。
さて代表争いだが、当然鍵山が最も近い位置にいる。
しかし、あの、マリニンの異次元演技のすぐあとにフリーを演じた佐藤選手も鬼気迫る凄い演技だった。
あのシチュエーションであの演技が出来た佐藤選手は一皮むけた。
この二人は全日本で表彰台に乗るだろう。
いや、乗らなければならない。
問題は3人目。
順当なら同世代の三浦佳生が3枠目に最も近いが、一時の勢いがないのも事実。
そうなれば友野一希が浮上する。
ベテランの域に入るが、観衆を引きつける何かを彼は持っている。
結局表彰台に登った3人ですんなり決まると思われる。
ジュニアの中田選手が3位以内に食い込めば、これはもう仕方がないので4位の選手が3枠目となるのだろう。
さて結果は。