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競泳平井コーチ辞意示唆について思ったこと

競泳日本代表ヘッドコーチの平井氏が辞意を示唆したとの報道がありました。

平井コーチの功績は誰もが認めるところで代表候補選手のほとんどは何らかの形で関わりがあります。

既に2020年東京オリンピックまでのヘッドコーチを務めることが決まっている中でこのような報道が突然なされた訳です。

しかし“示唆”という表現が何とも微妙ですねえ~。

というのもその理由が上野競泳委員長を日本水連が更迭しようとしているからとのこと。

上野委員長。

この方の実績がまたすごいです。

史上最強と言われたアトランタ五輪で日本水泳陣は惨敗。

その後にヘッドコーチに就任し現在は委員長の重責ですが、この間シドニーアテネ、北京、ロンドンの4大会の合計で金5、銀6、銅17獲得と云う飛躍的な成績を残しています。

平井ヘッドとしても上野委員長が第一線からいなくなってしまうことは今の隆盛を維持する為に何としても防がなければならない。

その為にあえて自身の去就に踏み込んだ発言をしたのでしょう。

上野氏の解任理由が後進の育成らしいですが、何やらきな臭いものを感じてしまうのは穿った見方でしょうか。

どうもその裏には権力闘争なるものが存在しているように思えてなりません。

そうでなければ来年のリオ五輪を控えたこの時期にそんな話が出るはずもないでしょう。

今回の報道、現在のチームでリオに臨みたい平井コーチ捨て身の作戦のような気がする今日この頃です。