名古屋ウィメンズマラソンで木崎が選考レースで初めて23分台に入ってきて見事に優勝した。
野口とディババそして木崎の3人のレースは見応えがあった。
初めて見る19歳のディババ両腕を胸にひっつけてあまり腕を振らない独特な走法。
しかしながらストライドが良く伸びて綺麗な走り。
野口は確かに野口の走りで36㎞までは7戦5勝2着1回の強さが甦った走り。
木崎も一度離れかけたがすぐについてこのまま最後まで3人で争う予感。
勝負のあやは33キロ過ぎの急坂。
ここで野口は勝負に出る作戦だったのだろうが、他の二人に差をつける事が出来なかった。
この後野口3番手を進んだ時、残り5キロでもう一度勝負をかけるんだろうなと思いながら見ていたが、逆に36キロで少しずつ、少しずつ野口が遅れ始める。
野口がんばれ!と心の中で叫ぶ。
しかし3秒、5秒、7秒と差は開く。
ディババは木崎に揺さぶりをかける。
木崎それに惑わされずぴったりとつく。
今度は木崎がスパート。
しかしディババ離されない。
野口もそれ以上には離されず何とかついている。
最後の給水ポイント。
ディババ給水のタイミングで木崎スパート!
勝負に出た木崎。
アッと言う間に5mの差が付く。
ディババ懸命につこうとするが木崎歯を食いしばってロングスパート。
ディババつけない。
木崎の勝負勘が当たりこのスパートで見事優勝。
タイムも23分台で一発内定。
ディババ2着。
野口最後までレースをあきらめず惜しくも23分台は逃すも24分05秒で復活を印象付けた。
最大5人選ばれる世界選手権の代表選手。
経験豊富な野口さんは間違いなく選ばれるだろう。
野口さんには体をケアして万全の状態で世界選手権に出て欲しい。
面白いレースだった。