影無茶のスポーツ24/7

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無機質なF1グランプリ

久しぶりにF1中継を最初から最後まで見た。

やはりオープニングはT-SQUAREの「TRUTH」がいい!

一時違う曲になっていたが、何といってもこれに限る。

この音楽を聴くだけで過去の名選手、名シーンが脳裏によみがえる。

昔まだセナ、プロスト、マンセル達が健在だった頃、テレビ中継が待ちどうしくて仕方がなかった。

レースも熱き男のバトルが繰り広げられ見る者を熱狂させた。

あの時代、間違いなく主役は選手達だった・・・。

しかし先週中国GPを少しだけ見て、何か違う、何かが・・・と思いながら途中で寝てしまい、今週こそは最後まで見るぞと気合を入れて観戦し始めた。

わかったよ、何が違うのか。

人間模様があぶりだされてこないのだ。

昔はマシンを操るドライバーが間違いなく主役だった。

しかし今はドライバーは何か黒子に徹してしまってる感じだ。

確かに昔よりマシンの差がなくなって激しいバトルを展開する場面が増えている。

しかしそこに人間を感じないのだ。

無機質。

まるでテレビゲームのようだ。

何でもピレリは耐久性の悪いタイヤを用意して、必ず2~3回ピットに入らなければならない状況を作り出したと聞く。

チーム戦略が重要で、タイヤの選択、ピットクルーの素早さ、正確さがとても大切になっている(これは今も昔もかわらないだろうが)。

しかしそこに選手達は見えてこない。

残念ながら見ている私も淡々としていて熱くこみ上げてくる物がないのだ。

結果はベッテル1位、ライコネン2位、グロジャン3位だったが、1位の点数が25点とはこれまた凄い点数だ。

いつの間に変わったのだろう。

この冷めた気持ち。

ただ単に久しくF1を真剣に見ていなかったからだけなのだろうか。

せっかくだから、今年は出来るだけF1中継も見ようと思う。

今日の印象が果たして続いていくのか。

それともそれは観戦ブランクによるものなのか。

答えはわからない。