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フィギュアスケート、ソチ五輪代表選考基準きまる

フィギュアスケートソチ五輪代表選考基準が決まった。

それによると、

第1優先内定が全日本選手権優勝者。

第2が全日本2位、3位とGPファイナル最上位メダリスト(よって3位以内)で選考。

最終は上記で漏れた選手と全日本終了時の世界ランキング、ISU公認のシーズンベストの得点者両方のトップ3から選ぶ。

と言う事だ。

これで全日本がGPシリーズより上位の位置づけと言う事が明確になった。

全日本で優勝すればGPシリーズで失敗しても大逆転で代表の座を手に入れる事が出来る。

トップ選手にとってはGPシリーズで調子を整えながら、確実にファイナルで3位以内に入る作戦を取るか、全日本にピークを持っていって2位以内を目指すか目標を明確に出来るのでやりやすいのではないだろうか。

とは言うものの実際のところは全日本に向けて仕上げていき、そこでプログラムを一度完璧に演技する方が2月のオリンピック本番にスムーズに入れるだろう。

今回の基準だとグランプリファイナルの優勝者は別にして、2,3位あたりだと間違いなく全日本の2位の方が上位になる。

シーズンベストの得点も評価基準になるとの事なので、全日本は高得点が出やすい傾向があるので全日本の成績が印象強くなるだろう。

今回の選考基準で一番チャンスが広がったのは安藤選手ではないだろうか。

安藤選手は来期復活するがグランプリシリーズにエントリーしていないらしいので、本来ならばソチはアウトだ。

しかし全日本で優勝すれば一発内定を取れる。

もちろんそれまでに地道に大会に出場しなければ強化指定をもらえない。

しかし今回の選考基準は安藤選手救済の為と言われてしまう可能性はある。

ただ、全日本優勝まで仕上げてくるとすれば、当然本番でも有力候補になるのは間違いない。

いずれにしても毎年全日本を見ていて思うのはほとんどの選手が大きな失敗をしないという事だ。

緊張感あふれる雰囲気の中、各選手がベストの演技をする。

こういった中で上位に来る選手はソチ本番でも良い演技が出来る可能性が高い。

今回選考会最上位の位置づけとなった事で、より選手にとって大きな重圧がかかるだろうが、これを乗り越えて本番に向かって欲しい。

団体戦についてはまだ出場権を獲得していないのでここではふれない事にします。