宝塚記念の枠順が決まった。
オルフェーブルは回避したが、フェノーメノ、ゴールドシップ、ジェンティルドンナは出走してきて3強対決が実現した。
JRAも奔走したのだろう。
何とか11頭が出走してきてレースとしての形になった。
普通なら8頭が精一杯というレースで出てくれた馬にJRAは感謝しているだろう。
さて今回の宝塚記念の注目は3強が3着まで独占するのかしないのかに尽きる。
2強ならどちらか1頭が全く馬券圏外に凡走する事は珍しくない。
しかし3強となると(特に大レースでは)3強で決まる場合が比較的多い。
古くは、オールドファンならご存知だろうがロングエース、ランドプリンス、タイテエムのダービー。
テンポイント、トウショウボーイ、グリーングラスの時は菊花賞、有馬記念、宝塚記念と3度も1-2-3で決まっている。
ただ上に挙げたのは本当に強力な3強で今回の3強がそこまでのレベルかと言えばやや落ちる気はする。
レベル的にはオグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンか、
サクラローレル、マヤノトップガン、マーベラスサンデー相当なのかもしれない。
しかし、今回の11頭という小頭数。
頭数が多ければまぎれがある可能性も出てくるが、11頭だと実力馬が実力通り走る可能性が高い。
3強以外で食指が動くとすれば、シルポートの逃げ、トーセンラーの武豊、安定感のダノンバラードまでか。
シルポートは好きな馬だがいくらなんでも最近は調子というより衰えのような気がして・・・。
道悪の逃げというのに魅力を感じるがラスト1ハロンでまとめて交わされる姿を想像してしまう。
ダノンバラードにしても安定はしているが3強に割って入るのは無理だろう。
結局トーセンラーくらいしか伏兵は存在しないと思われる。
伏兵といっても4番人気確実ではある。
いろいろ書いてきたがこのメンバーでは、3強の内1頭でも4着以下になる可能性は、他の8頭のどれかが3着に食い込む可能性より圧倒的に低いだろう。
だからこそ3強の配当は面白みがないのだが、正直3強にとってはこの相手に負ける方が問題だ。
よって結論は3強が1~3着を独占する!となってしまう。
しかしそうなると馬券的には、おそろしく低配当だ。
買う気がなくなるほどかも・・・。
頭を決めて3連単を2点、もしくは3連複1点のどちらかと重ね買いをするなど工夫しなければならない。
ただ3連複だと500円つかないかもしれない。
何かだんだん買う気が失せてきたぞ。
後は頭を決めるだけだが。
フェノーメノとジェンティルドンナはサンデーレーシングだが、ジェンティルはもう充分に走った。
無事に繁殖へ上げる事が最大の使命なので3強で一番無理はしない。(岩田騎手は気になるが)
フェノーメノは阪神コース初めてだが、京都の天皇賞も初コースだった。
ゴールドシップはこの大雨が恵みの雨になっている。
おそらく3番人気だが条件は実は一番良い。
いずれにせよ日曜日は記憶に残る名レースを観たい。