本日は日テレ60周年、プロ野球ポジション別人気投票の結果発表の日。
イニングの合間合間に結果を発表し、トップ選手のフィルムやインタビューを交えながらの野球中継。
まがりなりにも首位攻防戦。
消化試合ではないのに、まるで試合そっちのけの番組構成。
ジャイアンツの攻撃はグッダグダで余計に集中できない。
このイベント唯一良かったのは我らがミスター長嶋氏のほんとに嬉しそうに野球を語る姿が見られた事。
ミスターの心からの笑顔と子供のようにはしゃいで話す姿を見る事が出来て嬉しかった。
さて首位攻防(とは名ばかりだが)3連戦の第3戦。
例によって澤村登板日の毎度おなじみパターン。
好投すれば援護がない。
援護があれば打たれてしまう。
この悪の方程式の今日は前者の日。
まっこと4勝8敗という数字はミステリー以外の何物ではないのだが、3年連続で同じ状況(今年は特にひどいが)というのは、何かしら澤村自身にも問題があるはずだから、来年に向けて考えてみなければならない。
簡単に答えがわかれば苦労はしないが。
ただ誰だか忘れたがある選手が言ってた「澤村はえっ!、ここでその球を投げるか!って事がよくある」・・・って話。
結局投手と野手のリズム。
いわゆるひとつの信頼関係。
ここに落ち着くような気もする。
証拠に、今日も澤村が降板したと思ったら、8、9、10回に点を取って劇的な勝利。
う~ん、これは偶然ではすまされないぞ。
初回絶絶絶好調男村田の3日連続あわやという当たりをマートンがビッグプレイで好捕すると、阿部がまさかの帰塁時ベース踏み忘れ。
これを皮切りに勝利の女神がどちらに転ぶかわからない境目のプレイを続出させた。
7回、坂本の当りを躓きながらも曲芸のような執念のグラブさばきでもぎ取った俊介。
9回、村田がレフト戦痛烈な当たりで激走!間一髪2塁打にする。
坂本のレフトライナーをファールグラウンドで取って結果犠牲フライとさせたマートンのプレイ。
一瞬サヨナラホームランかと思ったロペスのライトポール際へのファール。
同じ打席で今度こそサヨナラかと思われた、前進守備の頭上を超えていく打球を、これまたぎりぎり追いついて好捕する俊介。
10回、西村から放った俊介のあわやホームランと思われたフェンス直撃の2塁打。
どちらに転んでもおかしくないぎりぎりプレイの連続だった。
しかし最後はプロ入り17試合連続無失点を続ける若き虎戦士松田から長野が、その超えられなかった僅かの差を超えてフェンスインする打球を放ち虎に引導を渡したのだ。
タイガースはまさかまさかの3連敗。
我々もこのローテーションで3連勝するとは正直思っても見なかった。
しかしジャイアンツには精神的な余裕があった。
9回タイガースクリーンナップに対して投入したピッチャーが青木、一岡。
青木は信頼が厚く、澤村を超える5勝を既にあげている位なので鳥谷のワンポイントという事で理解出来る。
しかしマートン、新井に対して一岡というのはどう考えても余裕の成せる技である。
それに応えた一岡もたいした物だが、驚きの起用であった事は間違いない。
ジャイアンツはこの3連戦で苦手3投手を攻略出来たのは大きい。
メッセンジャーは既に打っている。
今日出てきた松田にもダメージを与える事が出来た。
次の甲子園3連戦ではタイガースもクライマックスを睨み、いろんな投手を使ってくるだろう。
ジャイアンツとしてはその投手達に自信をつけさせないようにする。
これが大事だ。
藤浪が必ず1試合は投げてくるだろうから、何とか攻略したい。
さあ、いよいよクライマックスシリーズへの準備が始まる。