楽天、田中投手の大リーグ移籍が一向に進展しない。
当初、日本シリーズ優勝直後は、本人も球団もMLBも全てがマー君の大リーグ移籍に向かって順風満帆だった。
一体、どこで歯車が狂ってしまったのだろう。
何事にもタイミングが大事だ。
当初は大リーグ移籍の絶好のタイミングと思われた。
が、しかし、実は野球の神様が今は移籍のタイミングではないよ・・・と言ってるように思える程に移籍への障害が次々と出てきている。
何と言っても一番落胆しているのは田中マー君本人に違いない。
この件についてほとんど田中は語っていないが、その心中やいかにって感じだ。
イーグルスに残ったとしても来年はいくらなんでも今年のような成績は残せない(と、普通は思う)
自身の売り時と言う点では間違いなく今年がベストだったはずだ。
楽天球団の気持ちもわかる。
普通なら100億近いマネーが入って来る所だったのに、上限でも20億しか入らない事になってしまった。
球団からしたら悪い冗談にしか思えないだろう。
それなら、明らかな戦力ダウンを回避できるマー君残留を考えるのは当然だ。
しかし、来年もマー君を残留させるなら最低でも8億の年俸は用意しなければならないだろう。
24勝0敗という圧倒的な成績なら他の選手も納得せざるを得ない。
しかし、雰囲気的には雲の上の存在になってしまう。
腫れものを触る感じになってしまうのはマイナスにこそなれ、決してプラスにはならない。
大リーグ、特にマー君獲得に本気だった球団にしたら、この騒動で気持ちが萎えてしまったと思う。
一体NPBは何をやっているんだ!って感じだろうか。
ヤンキースもダイヤモンドバックスも逃がした魚は大きいと思っているだろうが、両手を軽く上げて首をかしげるポーズが目に浮かぶ。
「一体どうなっているのかこっちが聞きたいよ」って声が聞こえてきそうだ。
かように、皆が困惑しているに違いない。
この騒動、一体誰が得をしたのか・・・。
いや、誰も得なんかしていない。
三方悪しだ。
全く・・・。
責任者出てこい!