スーパーボウルの組合せが決まった。
共に第1シード同志。
デンバー・ブロンコスとシアトル・シーホークスの戦いとなった。
対照的な両チームの戦いは見る者を引きつけて離さないだろう。
個人的にはペイトン・マニング擁するブロンコスを応援するが、シーホークスの守備が将軍マニングのゲームプレイを阻止するかどうかが最大の見せ場となろう。
マニングは2009~2010年のスーパーボウル以来の出場となり、その試合も第1シード同志の戦いであった。
あの時はセインツのQBブリーズと当時コルツのマニングのQB対決と言われ、3Qまではコルツがリードしていたが、最終Qでセインツの攻撃力が爆発したのである。
マニングは4Qでまさかのインターセプトを喰らうなど最後の最後で栄冠を逃してしまった。
あのマニングがユニフォームをオレンジ色に変えてスーパーボウルに帰って来るのだ。
ブロンコスのかつての名QBジョン・エルウェイが呼び寄せたというマニングはかつての輝きを完全に取り戻しており、カンファレンスチャンピオンシップのペイトリオッツ戦では、これも名QBの誉れ高いトム・ブレイディにほとんど仕事をさせず完勝でスーパーボウル進出を決めた。
何しろ華麗な程にパスが決まる。
タレントの揃った屈指のレシーバー陣が控えている事もあり、マニングのゲームプレイはますます冴えわたっているようだ。
マニングはどのQBよりもリーダーシップを発揮しているように見える。
その貫禄たるや将軍という趣で、ほれぼれするほどの人間的強さを感じる。
2月3日、マニングの敵はシーホークスの守備陣か、ニューヨークの寒さか。
2009~2010年シーズンの悔しさをはらす事が出来るか。
最高のカードがまもなく見られる。