影無茶のスポーツ24/7

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春はセンバツから!近畿勢復権なるかを組合せから考える

1週間後に開幕を控えたセンバツ高校野球の組合せが決まった。

昔はもっと開幕間際に決まっていたような気がするが、まあこれくらい余裕があった方が、甲子園に乗り込む大応援団にとってはありがたいだろう。

顔ぶれをみると昨年春夏のベスト4進出校は1校も出ていないが、古豪、強豪、新鋭、と多士済済だ。

今回の代表校は特別枠を除く29校中、昨秋の県大会1位校が19校出場。

いつもはどうなのかは数えた事はないのだが(なんじゃいそりゃ)レベル的には高そうだ。

特に近畿勢は代表6校中に、滋賀を除く各県の1位校が出場している。

最近近畿勢は大阪桐蔭以外は良い所がないが果たして復権なるのか。

今日はここに焦点を絞って書かせて頂く。

最近近畿勢は元気がないと思うのは私だけだろうか。

ここ5年間の春夏ベスト4に進出した近畿勢は僅かに3校5回のみ。

大阪桐蔭春夏連覇は素晴らしいが、それ以外では報徳学園が2回、履正社1回というのが現実なのだ。

同じ数字の比較で見ると、関東12回、東北8回に比べ明らかに少ない事がわかる。

昭和50年代から平成初期にかけては決勝に進まない事の方が珍しい程だったのが今となっては懐かしい。

野球留学、雪国の高校の練習施設の劇的な改善。

ライバル校同士が切磋琢磨して互いにレベル向上。

いろいろと要因はあるのだろうが、地域による優位はもはやほとんどないに等しい。

そうなると、近畿の選手はひ弱に見えてしまう。

関東、東北、九州勢に比べ、やや勝負への執念に欠けると言えば少し言い過ぎか・・・。

しかし今回は違う。

最近にない布陣が揃った。

どの高校にも優勝のチャンスがある。

これでダメなら近畿の低迷はしばらく続くと言っても過言ではない。

幸いというか、1回戦2回戦で近畿勢の相手は骨太のチームばかりだ。

出ると強い福知山が山梨1位の山梨学院大付

報徳が九州大会優勝の沖縄尚学

智弁学園東海大会優勝の三重。

智弁和歌山は何とあの明徳義塾

平安も1回戦を勝てば次は横浜と光星の勝者。

履正社も話題の小山台。

海南は何とあの池高だ。

正に相手にとって不足なし。

1回戦屈指の好カードも含まれる中、ここを勝ち抜けば一気に波に乗れる相手ばかりだ。

プロ野球は何故か物ごころついた時からジャイアンツだが、高校野球は地元近畿勢を応援している(四国勢も好きだが)。

久し振りに強い近畿勢を見せてくれよ!