リボリオ・ソリスの減量失敗に端を発した、統一戦での王座問題。
今日の朝のニュースではIBFがルール通り大毅の王座はく奪はしないと発表し、JBCも対応に苦慮していたと思われる。
しかし、大毅がベルトの返上を発表し、3カ月に及んだ大騒動も一応の幕引きがなされる事になった。
だいたいソリスもIBFの立会人も悪いが、JBCもIBFのルールを熟知した上でルールミーティングに臨んでいたのか疑問である。
いわゆるフリーノックダウンや使用グローブ等々の決め事と違って、王座の移動のあるなしは根幹をなす部分なので、立会人が言い間違いをしたとして、その場でJBCの立会人はもっと確認をしなければならなかったと思う。
IBFの会長が全面的に非を認めた事と、王座を空位にする事とは別の話だ。
はく奪しないという判断はある意味当然だったと考える。
大毅の王座はく奪を強く要請していたJBCは困ってしまったはずだ。
しかし、それも大毅がベルトを返上した事で救われた。
私はソリス、大毅の試合後、大毅の王座は保持というニュースをインターネットで読んで、椅子から転げ落ちそうになったが、その時勢いに任せて「大毅はベルトを返上すべき」という記事を投稿させていただいた。
その時の気持ちと現在の気持ちに若干の違いはあるが、大毅の返上については基本的にその方が良いだろうと考えていた。
いろいろと思う所はあるだろうが、よく決断した。
元々スーパーフライでは無理な身体だったのだ。
あのままスーパーフライでボクシングを続けるなら、間違いなく命にかかわるような事故を起こしてしまっただろう。
階級を上げて、出来れば亀田家離れをして良いトレーナーに師事し、もう一度やり直して欲しい。