全英オープンも3日目が過ぎ、マキロイがとりあえず安全圏の6打差をつけて首位をキープしました。
こうして選手たちのプレーを見ていると、こういった大きな舞台で最後に物を言うのは精神力だとつくづく感じさせられます。
マキロイもいきなりボギーでスタートし、その後もパットがパッとせず(古っ!)一度は追いつかれたんですが、最後見事に突き放しました。
メジャー2勝はだてではありません。
期待の松山選手も昨日後半の悪い流れを引きずるような出足で、そのまま三つスコアを落としてしまいました。
並の選手ならこのまま落ちる一方というシチュエーションでしたが、後半それでも三つバーディを取ったあたりはやはりこの男、只者ではありません。
特に最終バーディーで終われたのは最終日チャージの期待を持たせてくれます。
結局日本選手は8人参戦して予選通過は松山と小田の2名だけ。
石川遼も残念ながら通過なりませんでしたが、最後に4個のバーディーをもぎとり、不本意だと思いますが何とか次につなげられたのではないでしょうか。
今後に期待ですね。
残念だったのは岩田選手と塚田選手で、共に最後2ホールで崩れて予選ラインを割り込んでしまいました。
ここらあたりは、最初に書きました精神力の部分が大きな影を落としてしまったと言って差し支えないでしょう。
競技に関わらず日本選手共通の弱みと思えるここ一番の突破力のなさ。
こればかりは心の持ちようと、経験を積む事で克服していくしかないのでしょう。
そういう意味では松山選手のタフさは特筆物です。
精神力といえば、フランスのデュビッソン選手が映っている時に、中継の戸張さんやアナウンサーの方がフランスと言えばバンデベルデ選手しか思い浮かばないって話していました。
そうでした!あの悪夢の最終ホール。
バンデベルデ選手を襲った強大なプレッシャーという敵。
あれは本当にまともに見ていられない状況でした。
あんな事は少なくともメジャー大会では後にも先にもありませんですね。
日本の選手がメジャー大会で(たとえば松山が)最終ホールにトーナメントリーダーとして帰ってきた時に、見ている方も、まともな精神状態で居られるのか・・・。
考えただけで痺れてしまいますね。
その日が来るのを待ちたいです。