影無茶のスポーツ24/7

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矢野の活躍に歓喜すると同時に考えたこと

ファイターズに移籍した矢野選手がいきなりの3安打。

延長11回にもサヨナラの御膳立ての2塁打と素晴らしいデビューを飾りました。

これが結果としてジャイアンツのアシストにもなった訳で、両チームのファンにさすがと思わせるなど、なかなか粋な演出を野球の神様も見せてくれた物です。

極端に若い選手で構成されている現ファイターズレギュラー陣。

矢野選手は経験を活かしてレギュラーの座を手に入れるためにも初戦の活躍は最高の結果でした。

ただ、レギュラーを張るために、長く活躍するためには言うまでもなくこれからが勝負です。

これは矢野選手に限った事ではありません。

ベテラン生えぬき選手がトレードで他球団に移る事はそれこそ人生の一大事です。

ジャイアンツでも金城、相川、井端、片岡等の各選手たちが同じような境遇を経験しています。

生えぬきの若手選手や長くレギュラーを張っている選手に割って入るのは至難の技です。

元々それを求められている訳ではない場合も多いと言わざるを得ません。

レギュラーを約束された訳でもなく、与えられた場で結果を出す事で次につなげていく。

それがベテラン移籍選手たちの常であります。

しかし井端は多少の衰えは見えるものの、それを補って余りある技術を見せつけ勝利に貢献しているのはさすがと言うしかありません。

他の若手選手たちは何指をくわえて見ているのかって感じさえ受けるほどですね。

さすがドラゴンズ時代にレギュラーを張って一世を風靡した選手です。

最初はアドレナリンが出まくってたり、古巣への意地などが重なって目覚ましい活躍を見せても、後が続かなければ選手生命は自然と終焉に向かって緩やかに動き出してしまいます。

もうある程度の年齢になれば技術的な上積みは難しいでしょう。

これがほとんどのベテラン移籍選手のたどる道というのが現実だと思います。

選手たちがどのように自分をみつめているのかわかりませんが、結局今までどれだけ練習を積み重ねてきたか、いわゆる貯金がどれだけ出来ているかが、とても大切だと思います。

矢野選手の今後の活躍を祈念すると共に、ジャイアンツ移籍ベテラン勢もまだまだその雄姿を見せて欲しいのと、若手選手たちはとにかく練習して貯金を作ること。

そう思った今日この頃です。