今回のキリンカップ。
最終予選直前のマッチメイクとすれば良い国を選んだと思っていました。
それにしても何と理想的な勝利をあげた物です。
内容はもちろん問われますが勝ちに勝るものはありません。
ブルガリアが決して本調子でなかったとしても鮮やかな勝ち方でした。
ブルガリアには初勝利なんですってね。
前日に平愛梨との交際が明らかになった長友から香川へのパスはドンぴしゃでした。
それを皮切りに(岡崎のらしいゴールは置いといて)怒涛のゴールラッシュ。
最後の浅野のPK以外はすべて流れの中からの得点。
しかもほとんどがゴールネットの角を突き刺す見事なシュート。
スタンドのアモーレは勝利の女神なのかもしれません。
その長友のパスをヘディングで決めた香川。
チーム3点目のゴールも見事に決めてくれました。
2点目が新たな香川の一面を見せてくれたとしたら3点目はいかにも彼らしい動き。
過去代表選でこれほど輝く香川はあまり記憶にありません。
本田が不在だったことは偶然なのでしょうか。
なのに、あのアクシデント。
代表での彼の運を感じさせられるアクシデントでした。
あの痛がりようは普通ではありません。
肋骨が折れているのではないでしょうか。
心配です。
それはそれとしてチームは申し分のない勝ち方。
多くの選手を試す事も出来ました。
あの試合の流れの中で自分の力を発揮できないようでは代表に留まる事は出来ません。
その点攻撃陣については金崎や浅野などキラリと光る物を見せることが出来ました。
宇佐美も然り。
ハリルホジッチとしても選択できるカードは多いにこしたことはありません。
後半15分あたり、大量リードで気が緩んだ感じでの2失点はいただけませんが、
良いことばかりでもいけません。
本番でこれを出さない為のテストマッチです。
課題も見つかって良かったじゃないですか。
最後川島がPKをセーブ。
終わりよければすべてよし!
次はボスニア。
奇しくも最終予選前最後の試合はハリルホジッチの母国との対戦となりました。
この日は新生なでしこもアメリカと熱戦を繰り広げました。
代表チームにとって記憶に残る一日でしたね。