挑戦者は世界6位ですが、あのゴンサレスを生んだニカラグアのホープ、キービン・ララ。
第1ラウンド開始早々ララが放ってきたロングフック。
もしこれが少しでも当たっていたら結果はどうなっていたかわからなかったと思います。
やや変則ですが柔らかい上体から繰り出してくる数多くのパンチ。
やりにくかったと思いますよ。
出所もわかりにくいし、一発もらったら怒涛の攻めを許してしまうでしょう。
それでもパンチの正確性では明らかに井岡が上で、手数では劣っても切れ味は断然上でした。
早い段階からララのボディに何発も打ち込んだ強烈なパンチ。
結果的にこれが功を奏しました。
5R以降井岡が距離を取り始めてからはララの持ち味が消え一方的な展開になりました。
ララの力を十分に発揮させなかったのは井岡の能力の高さを示すものでしょう。
けっこう危険な挑戦者だったと思いますよ。
まだ21歳ですし、ララも今後チャンスは十分にあると思います。
井岡に対するネガティブな声は相変わらず聞こえてきますが、
上手さと強さが確実に戻って来たと言って良いんじゃないでしょうか。
大晦日!
機は熟したと思うし、もうやるしかないでしょう。
井岡一翔 21戦20勝(12KO)1敗
キービン・ララ 21戦18勝(6KO)2敗1分