影無茶のスポーツ24/7

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複雑な思いで見るフィギュアスケート国別対抗

世界フィギュアが終わりました。

羽生選手がフリーで神の演技を披露し逆転優勝。

絶対王者が定位置に帰って来たのは記憶に新しいです。

2位にも宇野選手が入り確実に成長し続けている姿を見せてくれました。

女子は三原、樋口が初の世界フィギュア出場で貴重な経験を積むことが出来ました。

オリンピックイヤーは別にして、シーズン最大目標は何と言っても世界フィギュアです。

GPシリーズもGPファイナルも各大陸選手権も全てはシーズン最高峰の世界フィギュアへのひとつの過程なのです。

各選手は綿密な計画に基づき練習と試合を経て世界フィギュアに照準を合わせていきます。

いわゆるピーキングですね。

男子も女子も世界フィギュアやオリンピックでメダルを取るような選手はSP、フリー、トータルの内どれかのPBは世界フィギュアで記録されています。

PBがGPシリーズであったり、大陸選手権だったりでしかない選手は本当の大舞台ではなかなか表彰台には上がれません。

とんでもなく前置きが長くなりました。

何が言いたいかというと、

世界フィギュアの後に行われる国別対抗って必要?ってことです。

もちろんISU主催ですし、各国ともトップクラスの選手が選出されています。

ちなみに出場国は指定された大会の獲得ポイントを決められたルールで集計して上位の国が選ばれますが、選手は国ごとに選べばよいことになっています。

ただし、出場国で各種目ごとの世界ランク最上位選手は出場が義務付けられており羽生は出場が半ば強制されていることになります。

女子は宮原がランクトップですが故障で出られません。

9位の本郷は選ばれず、16位の村上は現在一歩退いたところで今後を模索中。

ということで結局三原、樋口(ランク21位、22位)になりました。

25位の浅田はどうなんでしょうね。

本人辞退なのか、選択肢になかったのかよくわかりません。

左ひざをまず直すことを最優先にするというならよくわかります。

果して浅田は戻ってきてくれるのでしょうか。

どんどん話が脱線していきます(汗)

ようするに世界フィギュアで精も棍も尽きた状態なのに試合をしなければならないのがいかに大変か。

テレビ局は当然、オリンピックの団体戦の前哨戦的あおり方をしてくるでしょう。

松岡修造は(人間的には嫌いではありません)騒がしく・・・(失礼)

せっかく良いイメージのままでオリンピックシーズンを迎えられるのに余計な大会に出なければなりません。

本当は身体のケアを始めて大事な大事なシーズンを迎える準備に入って欲しいのに、怪我でもしたら取り返しがつきません。

とにかく無理をしないで、プログラムの構成も少し落としてもいいじゃないですか。

演技をするときは集中しなければいけませんが、皆でわいわいと一緒になって応援して気分転換でもしてくれればそれでいいんじゃないかと思います。(ところがこれがまた皆、ぎこちないんだなあ)

いや、ほんとに国別対抗なんて必要?

※文中、村上選手の記述部分で引退と記してしまいましたが、明確には発表されてはいないとの貴重なご指摘をいただき、訂正させていただきました。

本来は私自身への戒めとしてその部分を残して追伸の形で訂正するのが筋ですが、進路に関わる大切な部分なので本文訂正という形をとらせていただきましたことご理解ください。