欧州選手権が終わりました。
優勝はアリーナ・ザギトワ、2位にメドベージェワ、3位コストナーという結果。
復帰戦のメドベージェワの2位をどう評価するか、優勝のザキトワの勢いは平昌まで続くのか。
ユーチューブではありますが両者のSP、フリーの演技を見ての(あくまで)個人的な感想を書かせていただきます。
いくら直感での感想と言っても正式なスコアをまずは記しますが、
ポイント TES PCS
ザギトワ 238.24 126.66 111.58
メドベージェワ 232.86 117.58 115.28
わずか5.38ポイント差、技術点では9.08ポイントさをつけられたメドベージェワですが演技構成点では逆に3.70点上回りました。
お世辞にも完ぺきとは言えなかったメドベージェワの演技ですがSP、フリー共にPCSではザギトワを上回ったというのは、依然としてメドベージェワが格的にはトップであることを証明しているようなものですね。
それどころかコストナーもPCSが高く、確かに熟成された演技なのは認めますし、応援もしていますが相変わらずPCSというのは忖度の場と強く思うわけです。
※初めて私の記事をご覧になられた方は、何を言ってるんだこいつは・・・と思われるかもしれませんが、はてなに書かせていただく前のサンスポ「イザ!」とスポーツナビブログでずっと書いてきてましたのでご了承くださいませ。
イザの記事は全て消えていますが、スポナビの記事はインポート出来ましたので、よろしければ過去の記事をご覧ください。 と、誘導してしまう私(汗)
さて映像を見た印象を述べます。
実はザキトワの演技を初めて見たのは今年のロンバルディアなんですが、その見事な演技に椅子から転げ落ちてしまいました。
その時の印象から今回欧州選手権の映像を見ると、これは見る方のバイアスが変わってしまったからかもしれませんが貫禄がつきましたね。
身体も大きく見えます。
相当な自信を持って試合に挑んでいるのでしょう。
と、同時にどこかしらプレッシャーも忍び寄っている。
直感的にそう思いました。
何と言ってもまだ15歳。
平常心でオリンピックを迎えられるとは思えません。
その前の大切な欧州選手権。
ロシア代表がこの結果によって最終的に決定される大切な大会です。
そういった緊張もあったのかもしれません。
果たして平昌本番で同じ滑りが出来るのかは、ほんとやってみないとわかりません。
メドベージェワ。
2カ月ぶりの実戦。
その影響は少なからずあったようで、いつもに比べ滑らかさがなかったように思います。
SPの2Aでのつまずき、フリーでも冒頭の二つのジャンプは身体が重かったように感じました。
この冒頭のジャンプは気になるところで、ロステレコムでは3F+3Tの連続ジャンプと続く3Lzを完璧に跳んでいましたが、NHK杯では連続にならずルッツも失敗してしまいました。
さらに今回はブランクのせいかもしれませんが連続にならずルッツはエッジ違反の!がついています。
まあ、どちらも連続ジャンプは後半の加点がもらえるところで跳んでいるので影響は少ないですが、個人的には今もシーズン最初のフリーの方が良かったと思っている次第です。
変更当時は何かしっくりこないというコメントだったように思いますが、実際のところは、同じコーチなので何か思惑があったのかもしれませんね。
その場合はザキトワもメドベージェワもジャンプを全て後半に跳ぶ構成となり重複をさけたんでしょうかね。
さて心配していた個人資格でのオリンピック参加ですが、正式にメドベージェワ、ザキトワ、に、ソツコワの3名参加が決まったようですね。
宮原にしても坂本にしてもロシア選手が出ない中では表彰台に上ったとしても自他ともに納得できないところもあるでしょうから、ロシア勢の参加は望むところでしょう。
メドベージェワはブランクがあったにしても欧州選手権という大舞台で滑れたことは大きく、彼女の中にはある程度本番でのイメージが構築されたと思われます。
いよいよ本番が近づいて来ました。
安定の宮原、円熟のコストナー、勢いの坂本、復活の長洲を含めた女子のメダル争い。
私個人的には依然としてメドベージェワが金に最も近いと考えていますが、果たして!