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フィギュアスケート Road To 平昌  中国杯まとめて感想

あっという間にGPシリーズも折り返し。

早くも2戦戦い終えた選手も出てきました。

調整の進んでいる選手、遅れている選手、それが意識した上での現状なのかは知る由もありませんが、それぞれの思惑が交錯する中での熱い戦いはまだまだ続きます。

さて中国杯の結果は以下の通りとなりました。

〇男子

                ポイント   TES   PCS

1位ミハイル・コリヤダ    279.38 149.74 130.64     

2位ボーヤン・ジン      264.48 145.48 120.00

3位マックス・アーロン    259.69 141.10 118.59

4位ヴィンセント・ジョー   256.66 148.01 111.65

5位ハン・イエン       254.61 130.03 124.58    

6位ハビエル・フェルナンデス 253.06 117.28 135.78

7位田中刑事         247.17 129.31 118.86

〇女子

                ポイント   TES   PCS

1位アリーナ・ザギトワ    213.88 115.10  99.78

2位樋口新葉         212.52 111.78 100.74 

3位エレーナ・ラディオノワ  206.82 106.60 100.22

4位三原舞依         206.07 109.11  96.96

5位本田真凛         198.32 101.85  96.47

6位ガブリエル・デールマン  196.83  98.56  98.27

7位E・トゥクタミシェワ   196.68 101.71  94.97

男子はショートで今季最高(と言われてしまう気がする)の演技を見せたコリヤダがフリー3位ながら逃げ切って優勝。

ボーヤン・ジンはジャンプが不安定ながら他にSPフリー2本揃えた選手がおらず2位を確保。

対照的にこの面子なら優勝して不思議でないフェルナンデスは、ジン以上にジャンプが不安定。

初戦オータムクラシックもジャンプが悪く、今回のSPフリーと、らしさが全く見られません。

6位という順位では次戦で優勝してもファイナルは絶望的です。

必ず仕上げてくると思いますがちょっと心配な目も出てきました。

ジャンプさえいつも通りに仕上ればフリーのプログラムは最高に盛り上がって終わる構成(楽曲)なので楽しみなんですけども。

田中刑事はよく頑張りましたよ。

あとは全日本にかけて調整するのみです。

平昌代表第三の男は全日本で上位に来た選手が選ばれる可能性が高くなりました。

女子は樋口が滑るたびに良くなってきました。

フリーのスカイフォールもフィットしてきたし、笑みも振りも自然な感じです。

これで24点。

2位3位地獄に落ちなければファイナルには十分の点数です。

SP4位から逆転のザギトワ。

ロシアの新星ですがロンバルディアを見た時にメドベージェワにつぐ2番手になるのは時間の問題と思っていました。

相当バレエの下地が出来ているのでしょう。

動きのそこかしこにバレエ特有の高貴な美しさが出ています。

ジャンプはキレッキレでSPでの転倒はご愛敬でした。

ロシアの2枠はメドベージェワとザギトワで決まり。

残る1枠をラディオノワ、ソツコワ、ポゴリラヤで争うことになりますね。

トゥクタミシェワはちょっと苦しいです。

三原はさすがのフリーの演技。

スピードもしなやかさも安定感すべてにおいてバランスが取れています。

SPの最初の3回転3回転のトウループが回転不足だったのが痛かった。

あれがなければ表彰台間違いなしでした。

これは悔しい4位。

次はフランス杯ですが優勝すればファイナル確定ですが、2位では難しい状況。

何しろ2枠なのでファイナル進出というアドバンテージは欲しいところです。

ザギトワが出てきますが、十分チャンスはあると思います。

まずはミスをしないことに尽きます。

本田は来年に向けてパワーユニットステップ4を・・・ちゃうちゃうそれは別の記事って言うてるやん(しつこい?)

本田ですが現在の持てる力はほぼほぼ出せたと思います。

SPでは入れなかったルッツも綺麗に決めました。

本田はルッツもフリップもエッジ違反の心配がありません。

浅田でさえ苦しんだルッツのエッジ違反。

ファイナル出場はなりませんでしたが、貴重な経験をしました。

全日本では失うものがないので思い切った演技を披露して次につなげてほしいです。

今年は早くもNHK杯がやってきます。