まだ興奮冷めてません。
あれこれ書かなくても、ご覧になられた方なら思いを共有出来ますよね。
まだ未見も方も僅か1ラウンドですから是非YouTubeでご覧ください。
百聞は一見に如かず。
見ていただければ井上尚弥のモンスターぶりがわかります。
思えばスーパーフライのタイトル挑戦時も圧倒的な強さでタイトル奪取。
7度の防衛で相手がいなくなってしまったスーパーフライ級。
舞台を黄金のバンタムに移した初戦で早くもタイトル挑戦。
相手は10年間無敗ジェイミー・マクドネル。
井上の勝利は間違いないと思ってはいるものの、今までの相手とは一味違います。
最初は距離を掴むため慎重にスタートすると思っていました。
しかし井上にとって慎重だったのはたった30秒。
スピードが違います。
まずボディーが1発入りました。
マクドネルはこの瞬間に、想像よりはるかに強いと思い知ったことでしょう。
でももう遅い。
モンスター井上を怒らせてしまったのは他ならぬマクドネル本人(陣営)なのです。
計量に1時間遅刻。
謝罪がなかったということで、井上の闘志に油を注いでしまったのです。
今日も今日とて、君が代演奏の時にマクドネルはシャドーをして動き回っていました。
やはりここは手を動かすのは良いとしてもその場で立って国歌を聞くべきでしょう。
話を試合に戻します。
距離感を掴み、相手パンチを見切った井上の攻撃は鋭さを増します。
左フックがマクドネルの頭部を捉えるとぐらついて、早くも立つのがやっとの状態。
さらにボディーでたまらずダウン。
何とか立ち上がったものの、もう目はおびえていました。
間髪入れずド迫力の攻撃、ガードおかまいなし。
右、左、右、左と圧巻の猛パンチにたまらずダウン。
この攻撃が井上の真骨頂。
戦慄の1R1分52秒TKOで新チャンピオン誕生。
3階級制覇が成った瞬間です。
ゾラニ・テテで話題になった1R11秒KO防衛。
それに勝るとも劣らない、いや井上の方が相手関係もあってセンセーショナルです。
スーパーフライでは統一戦やるやる詐欺で他団体王者に逃げられた井上。
マクドネルは本当によく挑戦を受けてくれました。
ロッカーでは井上を称えるコメント。
試合が終われば彼はジェントルマンでした。
いよいよワールドボクシングスーパーシリーズ。
他団体の王者もこの試合を見ればビビること間違いありません!
井上尚弥 16戦16勝(14KO)
ジェイミー・マクドネル 34戦29勝(13KO)3敗1分1無効試合