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巨人から西武へまさかの移籍 内海哲也投手の来季活躍の可能性を探る

衝撃の内海投手指名

えっ!うつみ~~~~~~~~!

嘘やろ・・・。

ジャイアンツファン大方の反応はこんな感じだったでしょう。

私もヤフーニュースで見た時に身体固まりましたもん。

またも生え抜きのベテランが巨人を去ってしまう。

この寂しさは何とも言いようがありません。

こうなれば、今までの貢献に感謝して、新天地での活躍を祈念して内海投手を送り出すしかありません。

内海自身も(表向きは)気持ちを切り替えて西武での入団発表に臨んでいましたね。

こういう姿勢はきっと西武ファンにも受け入れられるでしょう。

しかし全盛期はもちろん過ぎており、ライオンズにどこまで貢献出来るのか。

ちょっと考察をしてみたいと思います。

内海投手の成績と来季の活躍度合い予想

内海投手は2003年自由枠で東京ガスから入団。

通算15年で133勝101敗 勝率.568 通算防御率3.21

タイトルは、最多勝(2回)最多奪三振(1回)ベストナイン(1回)

7度の二桁勝利を含め申し分のない成績です。

そんな内海ですが近年は苦しんでいました。

最後の二桁勝利が2013年31歳の時。

翌年肩に違和感を覚え戦線離脱。

さらにその翌年も左前腕を故障。

その影響は大きく、2014年からの5年間は25勝28敗。

その前の10年間108勝73敗に比べ明らかに、らしくない成績に終わっています。

来年4月には37歳となる内海。

投球回数もあと31イニングで通算2000回に届きます。

第一線バリバリで活躍するには年齢も投球回数も厳しくなってきました。

果たして内海投手は新天地で貢献できるのか。

 

以前私はⅤ9以降で巨人のエースと呼ばれた投手の成績を比べたことがあります。

最も高年齢で二桁勝利に届いたのは新浦壽夫氏の37歳。

ただしこれはジャイアンツ退団後3年間の韓国プロ野球を経て日本に復帰。

大洋ホエールズ所属時の事で、2年連続二桁勝利をあげました。

その2年目の二桁勝利が37歳。

次いで高橋一三氏35歳、西本聖氏、槇原氏、桑田氏が34歳となります。

この内、高橋一三氏は日ハム移籍後の記録、西本氏も中日移籍後に自身初の20勝、続く翌年も二桁勝利でこの時が34歳。

ここに内海の可能性を感じます。

前述の高橋氏、西本氏は移籍前は成績が低迷していました。

新浦氏にしてもジャイアンツで二桁勝利が途切れた後の4年間で12勝のみ。

それが韓国リーグに移っての3年連続と日本球界復帰後2年、合計5年連続二桁勝利。

 

要はモチベーションですね。

最初に書いたように内海投手は既に気持ちを切り替え前向きになっています。

これが大きい。

もうひとつ内海にとってプラスのデータが登板数と投球回数。

プロ入り以降ほとんど先発で使われてきたため、過去のジャイアンツのエースに比べ、登板数が少なく、その分投球回数も年齢の割には少ないです。

元々剛球で勝負するのではなく、打者との間、投球術を駆使するタイプでもあり、使いべりしていないと考えられます。

この二つの要素。

  • (環境が変わったことによる)モチベーションアップ
  • 肩の消耗度

これにより、内海のライオンズでの活躍が期待できると想像することが出来ます。

今年は4年ぶりに完封勝利も飾りました。

肩の不安は現状ではなさそうです。

ナイスガイ内海投手のライオンズでの成功を祈りましょう。

そして将来は指導者としてジャイアンツに戻って欲しいです。

 

※参考 2014年6月、スポーツナビ時代に投稿した記事。

「内海投手の来年以降を占う・過去ジャイアンツでエースと呼ばれた男と比較して」

を以下に貼らせていただきます。

 

kagemucya.hatenablog.com