仕事以外全部趣味
前々々々回までディスコサウンドコレクションとして当時ホールでかかった曲を紹介させていただいたが、前々々回からジャンルを問わず、私が好きな曲を当時の思い出と共に紹介する内容に変更させていただいた。
題して「私的音楽コレクション」。
ジャンルを問わないので何が飛び出すかわからない。
今回はフィフス・ディメンションのアクエリアス(輝く星座)。
アクエリアスと言ってもスポーツ飲料のそれではない。
もともとはミュージカル「ヘアー」で使用された曲をフィフス・ディメンションがレコーディングした物で名曲中の名曲、ご存知の方も多いだろう。
アクエリアスは私にとって、前回の大阪万博とセットで記憶に留まり続けている曲だ。
それは何故か?
大阪万博は私が中坊の時に開催されたが、合計6回会場に足を運んだ。
学校からも行ったし、家族でも行った。
親戚が我が家に泊まって行くこともあった。
とにかく数多くのパビリオンを回って、ガイドブックにスタンプを押しまくることが、ひとつのステイタスで、友達と見せ合いっこをしたのが昨日のように思い出される。
もちろんパビリオンの展示も斬新で見応えがあった。
楽しかったし、心ときめいた。
万博後の学校の文化祭は、それまでと違ってパビリオンをまねた見せ方に一変した。
今となっては懐かしい思い出だ。
何回か足を運んだ内の1回。
確か夕日が沈み、薄暮の空だったと思う。
当時会場の中心に大屋根で覆われたお祭り広場があった。
太陽の塔も、お祭り広場から大屋根を突き抜けてそびえ立っていた。
お祭り広場では毎日、各国のイベントが開催されていたが、その日お祭り広場の近くを歩いていると、会場からとても印象に残るキャッチーな曲が流れてきたのだ。
それがアクエリアス・輝く星座だった。
その時が初耳ではなかったと思うが、その時の会場の雰囲気とこの音楽が、これ以上ないほど見事にハマっていたのだ。
それ以降、この曲を聴くたびに、当時の情景がよみがえってくる。
いい時代だったんだと思う。
来年開催予定の2025大阪万博。
様々な問題があって開催反対の声も根強い。
前回の大阪万博の、あのワクワクドキドキしながらパビリオンを見回ったことを思い出すと、一抹の寂しさを覚えるのだ。