秋場所迄あれほど稀勢の里について書いてきたのに九州場所では大相撲に全く触れなかったこのブログ。
当然書きたかったし、書くべきでしたが、あれよあれよの4連敗で5日目から休場。
書く間もなく、その気も失せてしまいました。
迎えた初場所。
正真正銘、稀勢の里にとって進退をかける場所となりました。
形だけの3横綱
3横綱となった昨年初場所から3人が揃って皆勤したのは秋場所のみ。
初場所 鶴竜11勝4敗 白鵬2勝3敗10休 稀勢の里1勝5敗9休
名古屋 鶴竜3勝3敗9休 白鵬3勝1敗11休 稀勢の里・全休
秋場所 鶴竜10勝5敗 白鵬15戦全勝 稀勢の里・10勝5敗
3人合わせて93勝38敗139休
な・な・なんですと・・・
優勝こそ鶴竜2回、白鵬1回と最低限の形は作りましたが、それでも横綱の権威を大きく失墜させた1年だったと言わざるを得ません。
稀勢の里が目立ちすぎていますが、白鵬も負けず劣らずの休場ぶり。
鶴竜も好不調の波が大きく、場所中でさえも突如調子を落としての連敗も。
この体たらくでは3横綱とも今年中に引退の可能性が極めて高いと思います。
中でも注目はやはり稀勢の里。
3場所連続全休後の秋場所、サーカス相撲が多かったですが二桁勝利で引退危機回避。
これで九州場所は更なる上積みがある・・・と期待したのに見事裏切られました。
初場所、稀勢関の合格ラインは何勝なのでしょう。
私は最低10勝と見ています。
まあ二桁勝てば春場所出場を条件に引退勧告は出来ません。
但し、初場所二桁勝っても春場所休場となれば問答無用の即引退です。
初場所はおそらく、ハチロク、クンロクという中途半端な星にはなりません。
二桁に到達する力がないなら負けが先行し場所途中で引退に追い込まれるでしょう。
稀勢の里にとって初日の勝敗が今後を決めると言って過言ではありません。
新時代は新横綱誕生の絶好なタイミング
今、世の中は平成最後の○○がトレンドです。
スポーツ界でも、新時代到来に合わせたかのように新しい息吹が聞こえてきました。
今年5月、新天皇誕生に伴い元号が改められ新時代の幕が開きます。
大相撲もこのタイミングで新横綱が誕生する予感。
3横綱が今のように、のらりくらりと居座るのは新時代にふさわしくありません。
世代交代をいつやるの。
今でしょ!(まだこの決め台詞十分使えますね)
新時代で迎える夏場所。
ここで新横綱、もしくは横綱挑戦力士が存在するのは時代の流れから見て必然です。
その候補筆頭は、大関高安を置いて他にいません。
大関昇進後74勝32敗29休 勝率.698(休場は計算外)
先場所が12勝3敗の準優勝。
初場所、春場所で2場所連続で優勝、もしくは準ずる成績なら新元号の元、夏場所で新横綱高安誕生の可能性が高まります。
高安にはその力が十分備わってきました。
いずれにせよ、今年大相撲は新旧交代の年にしなければなりません。
今場所の初日は今年を占う上で、大きな意味を成す初日となるでしょう。