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フィギュアスケートのロシア女子シングル代表選考ドタバタ劇 そりゃあ揉めるでしょう

最初に書かせていただきますが、私はトゥクタミシェワもメドベージェワも非難するつもりでこの記事を書かせていただくのではありません。

二人ともタイプこそ違えど、魅力あふれるスケーターとしてリスペクトしています。

あくまで現在起きている現象に対しての思いを投稿させていただくものなのでご理解ください。

カオス状態の代表選考

 

フィギュアスケート世界選手権の代表決定がとにかく遅いロシア。

ナショナル選手権は欧州選手権の代表を決めるにすぎず、欧州選手権の結果を見て代表がある程度決定したのかと思ったら、ロシアカップファイナルというよくわからない競技会までが代表争いに絡んでくる。

正直しんどい。

以前、ロシア選手のピークが短い理由の一つに代表決定プロセスが大変すぎるからと投稿させていただきましたが、選手はたまったものではありません。

今問題となっているのはメドベージェワが3枠目に滑り込み、トゥクタミシェワが補欠だったこと。

この結果に、ファンだけでなく要人までもが大ブーイングを鳴らし、トゥクタミシェワ自身も「私の中の少女を打ちのめした」と反発を強めている状況。

最初3枠目で決まっていたコンスタンチノワの立場はどうなるのか・・・と言いたいところです。

ソチ五輪でもプルシェンコを代表入りさせるさせないでけっこう揉めたし、ロシアではこういうことは日常茶飯事なのかもしれませんね。

苦笑するしかなかったのは、ある記事に審議時間の不足が背景にあると書かれていたこと。

これだけ時間をかけて審議不足もないでしょう。

で、最後はコーチ会議の投票でメドベージェワに決めたって・・・。

どうなっているんだロシアスケート連盟(正式名称を知りません)。

かつての日本のマラソン代表選考以上に複雑な要素が満載です。

代表選考がもめた場合、本戦で良い結果が出ることはほとんどありません。

欧州選手権後に決めた3人サモドロワ、ザギトワ、コンスタンチノワで押し通すべきだったんです。

トゥクタミシェワはロシア選手権を病欠と、気の毒な点はありますが、上記3人で決まれば受け入れたでしょう。

メドベージェワもオーサーコーチに師事した段階で来シーズン以降に成果をだしていく計画だったと思います。

ロシアスケ連はネームバリューだけで、最初から代表選手を想定しているように思えてしまいます。

今回のドタバタでメドベージェワもトゥクタミシェワもコンスタンチノワも傷ついてしまいました。

なぜこんなことになってしまうのでしょう。

それがロシアというお国柄なのでしょうか。

ロシア女子シングル今シーズン主要大会成績

〇GPファイナル

2位 アリーナ・ザギトワ

3位 エリザベータ・トゥクタミシェワ

5位 ソフィア・サモドロワ

〇ロシア選手権

1位 アンナ・シェルバコワ

2位 アレクサンドラ・トゥルソワ

3位 アリョーナ・コストルナヤ

4位 スタニスラワ・コンスタンチノワ

5位 アリーナ・ザギトワ

6位 ソフィア・サモドロワ

7位 エフゲニア・メドベージェワ

※1~3位までは年齢制限で世界選手権出場不可

欧州選手権 

1位 ソフィア・サモドロワ

2位 アリーナ・ザギトワ

4位 スタニスラワ・コンスタンチノワ

ロシアカップファイナル

1位 エフゲニア・メドベージェワ

2位 エリザベータ・トゥクタミシェワ

3位 ワシリエフ

4位 スタニスラワ・コンスタンチノワ

 

こうして見てくると今のロシアの代表選考事情を明文化するには、欧州選手権で上位2名を決定し、残る1枠はロシアカップファイナルの優勝者に与えるとするしかありませんね。

それまで3人だか4人だか5人だか知りませんが発表せず、代表決定者だけを順次発表するべきでしょうね。

ではまた。

 

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