影無茶のスポーツ24/7

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フィギュアスケート四大陸女子シングルの感想を少しと、ロシア女子選手が長続きしない訳を考察

まずは四大陸選手権女子シングルの感想

紀平が逆転で四大陸を制し国際大会5連勝となりました。

誰も失敗せずに演技を終えた場合、今のスケーターで紀平を超えるスコアを叩き出す選手はいません。

なので四大陸の優勝はある意味当然の帰結です。

では、可能性は低いですが紀平がどこかでほころびを生じた場合はどうなるか。

その場合でも紀平を上回るのはザギトワではありません。

坂本花織です。

四大陸では後半の3連続ジャンプがシングルアクセルになってしまって約10点を失い4位でしたが、全日本で見せたように坂本の爆発力は優勝を引き寄せる力があります。

しかしそれも紀平が失敗して坂本にミスが出ない場合に限られます。

紀平は必ず世界チャンピオンになれる選手です。

4年後のことはまだまだわかりませんが今年に関しては最大のチャンスです。

テニスの大坂なおみ選手と同様、紀平も一気に頂点に駆け上ることが出来るか。

私はその可能性は極めて高いと思っています。

ロシア女子選手が長続きしない理由

オリンピック、世界選手権の次に位置付けられるのが四大陸と欧州選手権

四大陸より少し先に開催されるのが伝統の欧州選手権です。

優勝はロシアのサモドロワ、ザギトワはSPのリードを守れず2位に終わりました。

ロシアは世界選手権の代表を欧州選手権後に発表します。

これは他の主要国がナショナル選手権終了後に代表を発表するのに比べ明らかに遅い。

私はロシア女子選手のピークが押しなべて短く、最近ほとんどの選手が1~2年しかピークを持続できない大きな要因は、単に身体の成長でジャンプのタイミングが合わなくなるだけでなく、代表決定の遅さにあると思っています。

欧州選手権が終わるとおよそ2カ月弱で世界選手権。

ロシア勢は代表決定から気の休まる暇もありません。

四大陸は大会終わって本番まで僅か40日。

世界フィギュア代表選手はこの大会に100%の状態で出場する訳がありません。

あくまで本番は世界選手権です。

それに合わせたピーキングを行っていく。

その一環として実戦で戦える四大陸で最終調整を行う。

これが第一義の目標と思っています。

(もちろん代表を外れた選手はここでメダルを本気で狙いにいくでしょうけども)

逆に言えば正月明けから、多少は気を緩める期間を設けることも出来る訳です。

それもこれもナショナル選手権で代表が決定されるから。

ところがロシア勢にとってはそんな時間も余裕もありません。

ロシア勢はGPシリーズも持てる力を出し切ってくるし、ナショナル選手権も欧州選手権も代表の選考会的役割を果たしているため常に120%全力展開です。

ティーンが中心となるロシア女子フィギュア陣。

こんな若い選手たちに長くプレッシャーを与え続けるロシアの選手選考事情。

選手たちはおそらく神経をすり減らしているに違いありません。

心も身体も疲弊してしまいます。

シーズンオフになってようやく気が緩むも、次のシーズンが開幕したころには輝きを失っており、そのまま復活できずに終わってしまう。

これがロシア女子シングルの実態だと思います。

ではまた。