大切な大切なバルセロナテストが終わりました。
レッドブル、トロロッソ両陣営も1回目テストで多くの周回を重ね貴重なデータを得た上で臨んだ2回目のテスト。
このテストを予定通り終えて、本線に向け万全な体制で臨める・・・
はずでした。
ところが3日目にピエール・ガスリーが大クラッシュ。
これがレッドブル陣営の計画を大きく後退させてしまいました。
終わり良ければ総て良しとは全く逆の結果。
何が誤算と言って3日目4日目で94周しか走れなかったこと。
特に最終日フェルスタッペンは29周・・・。
フェルスタッペンは走れただけで奇跡と語っています。
ガスリーのクラッシュの影響が大きすぎてでマシンの修復が叶いませんでした。
ガスリーは2回のテスト期間中2回のクラッシュ。
テストではラップタイムよりも多くの周回を重ねることが大切。
それが叶わなかったということです。
ガスリーが無事だったことは本当に良かったです。
しかしそれはそれとして、2回のテストで走った4日間で2度のクラッシュは責められても仕方がありません。
レッドブルは予定通りテストを消化できなかったことにより、初戦オーストラリアGPに確信を持ってレースに臨む状態ではなくなってしまったと思います。
他陣営がほぼ計画通りにテストを完了出来ているのに対して大きなハンデです。
これに対してトロロッソ。
大きなトラブルもなく8日間順調に周回を重ねました。
8日間で重ねた周回数は実に935周(レッドブルは833周)
ホンダからすると2チーム供給のメリットが早くも出たことになります。
ホンダPUに信頼性の問題はなかったことが証明出来ました。
レッドブル陣営にとってもこれは救われる結果です。
予定のテスト遂行は成りませんでしたが、少なくともPUについては心配無用と断じることが出来るのはレッドブルにとって救いでしょう。
トロロッソはクビアト、アルボンが、前者は久々の、後者は初めてのF1マシンの操縦でしたが、マシンのビルトアップだけでなく両ドライバーが自信をつけるのにも有意義なテストになりました。
特にアルボンはもしかしたら驚異のルーキーなのかもしれません。
楽しみが増えました。
これでテストは終了。
レッドブルに誤算はありましたが期待がしぼむことはありません。
ガスリーは本戦で名誉挽回を果たしてくれるでしょう。
オーストラリアグランプリは3月23日から。
いよいよです。